毎日口にするものこそが健康を保つための何よりの薬であると考える「薬食同源」の韓国料理。そして、専門医による脈診や問診で、自分自身の体質、合う食材、生活習慣がわかる韓方の四象診断。それら、韓国の食文化や伝統的な医療・住居を体験することによって、心とカラダを元気にする旅です。
このツアーでは、昔から韓国の方々が体を整えるために飲んでいた韓方茶をいただいたり、韓方の石鹸作りをしてみたり、「韓屋」と呼ばれる伝統家屋にも宿泊します。知られざる韓国の奥深い魅力を新発見出来ることでしょう。
“テンプルステイを加えてハンバンツアーが生まれ変わりました!”
最近では風の韓国ツアーにリピートされるお客様も増えてきましたが、みなさん最初に興味をもたれるのがこの韓方ツアー。今年はさらにバージョンアップし、安東方面への移動が減った分、よりゆったりできるプログラムに生まれ変わりました。風の女子旅は一切年齢制限はありませんので安心してご参加ください。
※女性限定ツアーです。
※11月上旬は紅葉が期待できる時期です。 →風女子ときめき旅話●秋の韓国がイチオシな理由
「韓医学」とも呼ばれ、古代中国の医学を基礎に、韓国の風土や気候、韓国人の体質に合わせて発展してきた伝統医学。韓国においての韓方医院は、一般の西洋医学の病院と同じように正式な医療機関として認知されています。
日本では明治以降、「漢方医」は西洋医学の流入と同時に医師として認められなくなり、東洋医学を民間療法ととらえる傾向にありますが、韓国では「現代(西洋)医学」と「韓方医学」の2つが存在し、症状にあわせていずれかの治療法を選択(あるいは併用)するのが一般的。
病気の原因を局所的・機械的・分析的に判定する「現代医学」に対して、「韓方医学」では全身的・人間的・総合的に理解しようと試みます。韓方では、人はそれぞれ体質と性格によって、同じ病気でも症状は異なり、薬に対する反応も違う事から、患者を一律に見るのではなく、人それぞれの体質、内臓の状態や精神状態、性格、食性などによりそれぞれ違う治療法が必要だと説いています。
自分の体質を正しく知ることにより、体質管理を通じて食養生する養生医学、日常から不調の原因を探し、「未病」を防ぐ予防医学に重きを置いています。(「未病」=病気と言うほどではないけれど、病気に向かいつつある状態のこと。例えば、手足の冷えや体の疲れ、胃腸の不調など。) 症状があっても、特に病名がない不調にも効果があるとされ、現代医学ではすぐに解決できない病にも効果を発揮するといわれており、近年、世界的にも関心が高まっています。
韓方では、不調の原因を体の不調和と考えて、体のバランスを整える全体的な治療を行います。通常、治療の流れとしては、「四象診断」と呼ばれる体質診断を行い、患者がどの体質に属するかを判断した上で、個人の体質にあった韓薬の処方が行われます。症状によっては、韓方針治療を行うこともあり、具体的な症状別に専門の韓医院が存在しています。
【四象体質診断】とは
人間の体質を「太陽人」、「少陽人」、「太陰人」、「少陰人」の4種類のタイプに分ける韓国独自の医学論。この点が中(国)医学とは異なり、韓医学の中でもっとも特徴的な診察方法。具体的には、専門医による「患者の顔色を見る望診」、「体の調子やお通じ、睡眠、食欲などを聞く問診」、「脈をみる脈診」、舌診、腹診等を行い、その人の体質を判断します。
四象診断を受けることで、自身の体質にあう生活習慣、適切な運動量や運動の仕方、体質に合わない食べ物や体質に合う食べ物などを知ることができ、特別な(韓)薬を飲まなくても、普段の生活を送る中で、自身の健康増進に役立てることが出来ます。