全国旅行支援対象商品です
割引額3,000円/泊×2泊=合計6,000円
クーポン平日2,000円×1泊、休日1,000円×1泊 合計3,000円 ※栃木県は電子クーポンのみの取り扱い
★新企画★ 限定8名様の少人数ツアーです!
このツアーは中央ユーラシアに暮らすカザフ人の間に伝わる敷物「スルマック」の作り方を学ぶ、手仕事合宿ツアーです。
スルマックとは、カザフの女性達がフェルトで作る敷物のことです。カザフ牧畜民にとって、スルマックは生活必需品。というのも、2枚のフェルトを重ねて作られるスルマックは、とても暖かいのです。カザフ牧畜民が住まう天幕型住居キーズ・ウイの床に敷かれ、彼らの日常生活を支えています。
スルマックの「スル」とは「刺し縫い」を意味しています。言葉のとおり、この敷物には全体に丁寧な刺し子がほどこされています。織りとは異なり、ひたすら刺し縫いをほどこすことによって作られるこの敷物の制作は、一見すると簡単そうに見えますが、実はこの1枚を美しく作るために様々な技術を必要とします。そこには、遊牧民たちが暮らしの中で受け継いできた知恵が詰まっているのです。
このツアーでは予め用意されたフェルトを用いて、20~30センチメートルの小さなマットを完成させることを目指します。手芸が全くの初めてという方でもご参加いただけます。
宿泊先は那須高原にあるモンゴリアビレッジ「テンゲル」です。案内人・講師としてカザフの手芸文化の研究をおこなう廣田千恵子さんが同行。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
参加者の手芸のレベルは問いません。手芸が全くの初めての方でもご参加いただけます。
※予め用意されたフェルトを用いて、20~30センチメートルの小さなマットを完成させることを目標にします。
※制作作業に必要な材料と道具は現地でご用意しております。
※希望者は3日目午前中の予備日にカザフのかぎ針刺繍の体験もできます。
※完成品はお持ち帰り頂けます。期間内にできなかったものは家に持ち帰ってから続きを作れるように、ツアー中に一通り説明をします。解説を書いた紙もお配りします。
廣田 千恵子 (ひろた ちえこ)
遊牧民の手芸・装飾文化研究家
千葉大学大学院人文社会科学研究科博士課程在学中。大学院在学中にモンゴル国西部バヤン・ウルギー県に2年留学し、カザフ人と共に生活することで彼らの文化を学ぶ。特に、遊牧民の手芸文化・装飾文化に関心を持ち、バヤン・ウルギー県滞在中にカザフの手芸技法を習得する。『カザフ情報局 KECTE』を通じて、主にモンゴル国のカザフ人に関する情報発信を行っている。『中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍』(誠文堂新光社 2019)共著。