今からおよそ1200年前、弘法大師空海によって開かれた高野山。この地で、多くの先徳によって守り繋がれてきた高野山の森林。奥ノ院と摩尼山周辺の和歌山県指定の保全上重要な植物環境エリアを巨樹と植物を中心に、ゆっくりと時間をかけて巡る講座です。
千年続く森と時代により移り変わってきた森を、山林の専門家からお話を聞きながら高野山独自の自然に触れていただきます。森を守ることは〈いのち〉を循環させること、です。
※この講座で観察可能な植物や巨樹:ツガ、モミ、カツラ、マザクラ、コウヤマキ、コウヤハリスゲ、コウヤマンネングサ、コウヤハンショウヅル、コウヤコケシノブ、
※高野山に生息する動物:ムササビ、カモシカ、アナグマ、イノシシ、シカ
※鳥:アトリ、イカル、ウソ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ツグミなど
※この講座は高野山寺領森林組合の協力で、2015年に初めてこのエリアの観察ツアーが実施可能になりました。
高野山の森を守る森林ガイド
西田 安則 (にしだ やすのり)
1958年生まれ。東京農業大学卒。
1980年、宗教法人金剛峯寺山林部入社。
2010年より高野山寺領森林組合へ。現在に至る。
日本野鳥の会会員、高野山めざめの森実行委員会(森林セラピー)認定・森林ガイド。