小川さんより
その名のとおり百種類の薬を解説します。ゲンノショウコ、ドクダミなど身近な薬草から、大黄、甘草、麻黄など中国産の生薬、そして陀羅尼助や反魂丹など日本各地に伝わる和漢薬。ナツメグ、シナモンなどインド産のスパイス、青いケシなどヒマラヤの薬草と、チベット医学の丸薬、また白柳に由来するアスピリンなど西洋薬も百薬の仲間に入れるとおおよそ百種類に到達します。見て、触って、嗅いで、味わい、そして講釈に耳を傾けながら百薬の世界を御堪能ください。
※ご希望の日程でお一人しかいない場合、ご旅行代金に5,000円をプラスしてお一人様催行が可能です。
東洋と西洋の医学を薬学で結ぶ情熱の薬剤師
小川 康 (おがわ やすし)
富山県出身。1970年生まれ。「森のくすり塾」主宰。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、 99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。2009年7月小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬房」開店。(現在は「森のくすり塾」に改称、長野県上田市野倉に移転、開業)2015年3月、早稲田大学文学学術院を卒業。修士論文のテーマは「薬教育に関する総合的研究」 著書:『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』(径書房)『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)
『チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」』を風の旅行社社サイト内で連載中。