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★イザナギが黄泉からもどり、三人の神を産んだ。
イザナミとイザナギが高天原から降りたち、国土を誕生させると、イザナミは黄泉の国へ旅立ってしまいました。イザナギは、イザナミの怒りからほうほうの体で黄泉からかえり、禊をすると三人の神が誕生します。アマテラス、月読、そしてスサノオです。かくして出雲に降り立った「スサノオ」と、神々の物語がはじまるのです。
★中国地方の特別な土地……島根半島。
本州の西、中国地方の地形を見ると、湖を囲んでつき出たところがあります。島根半島です。
神々が「国こ(来)、国こ」と声をかけながら、半島の「新羅」や、能登の「珠洲」からひっぱってきて、つなぎあわせた神話はダイナミックで、しかも地形を見れば「なるほど」と納得させられます。
★スサノオとオオクニヌシの国。
「書紀」にはない、古事記の神々が、続々と登場する出雲。「淡路島」につづいて、第二回は「出雲」の自然と遺跡を旅して、記紀以前の神々や、スサノオ、オオクニヌシの物語を感じてみましょう。
★「正史」にない「出雲神話」。
古事記でとりあげられても書紀には無視された「出雲の神々」。
スサノオ~大国主へと続く「国つ神」の系譜と、アマテラスから現世の大王に連なる「天つ神」の系譜は、神社の存在や形式も異なるようです。しかし出雲には「八百万の神々」のもっともピュアなかたちが、古事記と風土記に残されています。わたしたちの共通心性には、高天原の「神々の正史」とは異なる、スサノオのオロチ退治や、オオクニヌシの心やさしい物語が脈々と根づいているのではないでしょうか。
★「古事記の神々をめぐるツアー」第2回は、「出雲」を舞台に、「記紀」以前、すなわち「出雲風土記」に描かれる「国引き」や、スサノオとその末裔がくりひろげた「出雲の神々」の足あとをたどります。
★母(イザナミ)を慕って姉(アマテラス)にそむき、「高天原」を放逐された、素直で素朴ではあるけれど、手のつけられないあらぶる神「スサノオ」。彼が降り立った地上の「出雲」には、古事記にも登場しない原初の神々が棲んでいました。
★こんどの旅は、記紀以前の「風土記」に描かれる「国引き神話」や、スサノオの足跡、そしてオオクニヌシと出雲の神々、「中つ国」とヤマト政権との確執が、いまだに残る「出雲」です。
「八雲たつ」出雲の地で、数々の神社、遺物や遺跡、古墳あとをめぐってみましょう。2014年と2017年の二度にわたり「風カルチャークラブ」で古事記の講座を担当した児童文学作家・芝田勝茂と水野恭一が旅の水先案内をつとめます。
どうぞ、新鮮な視点と解釈で「古事記」を旅する三日間をお楽しみください。
ファンタジー作家
芝田 勝茂 (しばた かつも)
石川県羽咋市生まれ。児童文学作家。著書にファンタジー『ふるさとは、夏』(福音館文庫・産経児童出版文化賞)『ドーム郡シリーズ三部作』(『ドーム郡ものがたり』『虹への旅』『真実の種、うその種』日本児童文芸家協会賞他・小峰書店)古典に題材をとった『サラシナ』『虫めずる姫の冒険』(あかね書房)。また近未来を描く『進化論』『星の砦』(講談社)がある。編訳に『ガリバー旅行記』『西遊記』『ロビンソン・クルーソー』子ども向けリライトに『銀河鉄道の夜』『坊っちゃん』(学研)伝記『葛飾北斎』(あかね書房2016)『織田信長』(学研2018)など。『空母せたたま小学校』シリーズ(そうえん社2015-2016)や『ぼくの同志はカグヤ姫』(ポプラ社・2018)では近未来と古典文学が融合する、ユニークなファンタジー世界を描く。日本ぺンクラブ会員。
2013年から2018年まで『縄文サマーキャンプ』を山梨県で個人主催で実施した。
HP『時間の木』http://home.u01.itscom.net/shibata/index.html