作家・芝田勝茂さん同行

【現地集合】6/16(金)発:古事記の神々をめぐる旅「その3・ヤマト」3日間

旧丹波市(天理)の民家

古墳 イメージ

第五代・孝昭天皇陵

古墳 イメージ

石棺 イメージ

笛吹神社古墳

葛城一言主神社

出発日設定2023/06/16(金)
旅行代金92,800円
出発地近鉄郡山駅・橿原神宮前駅解散
POINT
  • *古事記の神々をめぐる旅のシリーズ第三回目です!
  • *今回は、ヤマト(大和・奈良)の神々を訪ねます。
詳細

第3回は「奈良盆地・ヤマト」です。

2022年、「古事記の神々をめぐる旅」は、「イザナミとイザナギの淡路島」、「スサノオとオオクニヌシの出雲」で、大きな経験をしました。
わたしたちの旅と、テキスト「古事記」をかさねれば、そこには以下のような「流れ」があると思えます。

★イズモからヤマトへ。
弥生時代、古事記の神話の中核をなす海洋民族「海人族」は、いくつもの初期国家を列島に形成し、大陸とも交渉を持ちます。
小国家どうしの紛争、淘汰と統合。
そのころ「外から」やってきたスサノオを始祖とした「出雲」が中国地方に大きなクニをつくります。スサノオは「銅鐸・銅剣」の先住者を駆逐・ないしは融和しながら、全国に勢力を伸ばしていったようです。

かくして八百万の「出雲の神々」は、列島の隅々に足跡を残します。

スサノオの末裔は、「オオクニヌシ」「オオモノヌシ」「オオナムチ」「オオクニタマ」などを名乗り、「出雲」から次第に東へ向かい、その権力の所在地(首都)を、「出雲」から「奈良」へとスライドします。

かくしてイズモを由来としたヤマト(奈良)を中心に、長い時間をかけ、さまざまな共同体の意識が次第にインテグレ―ト(統合、集約)されていきます。おそらく「神話」」も、豪族たちの成立とともに、体系的になっていったことでしょう。
しかし、この安寧は、ある日、晴天の霹靂のごとく、打ち破られます。
古事記によれば、地上に降りた「最後の神々=神武の軍勢」が北上し、北九州、瀬戸内海をへて「旧きヤマト」を攻略し、ついに新しい国家をうちたてます。

出雲由来の「大」一族と、「倭」の一族が統合されてきずいた「大倭」に「大と和」の漢字をあてた「新しいヤマト」政権。

神武の武装軍団は、すでに成立していた「旧きヤマト」を受け継ぎ、「前方後円墳」を共通シンボルとして、列島を席巻します。しかし出雲の神々も、その痕跡を各地に強く留め、けっして消え去ることはありませんでした。
ヤマトを舞台に、旧き神話が保たれたり上書きされながらも、やがて新たな物語が、大王たちの征服譚として、紡がれていきます。
「新しいヤマト」にとって、この奈良盆地は、なんとゆたかで、青垣にかこまれた美しい「まほろば」であったことでしょう。

さあ、旧きも新しきもが混在する、「神々のヤマト」への旅を始めましょう。
卑弥呼の陵墓といわれる「箸墓」古墳や、神武軍にくわわった武将の末裔たる豪族、「連合政権ヤマト朝廷」をうちたて、地元で東征軍に降ったり、独立勢力を保ったり、さまざまな変遷をたどった豪族たち、すなわち葛城、物部、蘇我、さらに古事記を選録した安万侶の出身豪族「オオ(大、多、太、意富)」氏などの痕跡をさぐります。
そしてヤマトにおける権力闘争、大王や仏教、そして海外根拠地をめぐるたたかいに思いをはせてみましょう。
ヤマト政権誕生の地、奈良盆地にロックオンした2泊3日の旅です。
訪問予定地:天理市、磯城郡(田原本町)、桜井市、橿原市、明日香村など。

2014年、2017年に「風カルチャークラブ」で古事記の講座を担当した児童文学作家・芝田勝茂と、大学で旅行学の教鞭をとる水野恭一が旅先案内人をつとめる、新鮮な視点と解釈による「古事記」を旅する三日間です。

ファンタジー作家

芝田 勝茂 (しばた かつも)

石川県羽咋市生まれ。児童文学作家。著書にファンタジー『ふるさとは、夏』(福音館文庫・産経児童出版文化賞)『ドーム郡シリーズ三部作』(『ドーム郡ものがたり』『虹への旅』『真実の種、うその種』日本児童文芸家協会賞他・小峰書店)古典に題材をとった『サラシナ』『虫めずる姫の冒険』(あかね書房)。また近未来を描く『進化論』『星の砦』(講談社)がある。編訳に『ガリバー旅行記』『西遊記』『ロビンソン・クルーソー』子ども向けリライトに『銀河鉄道の夜』『坊っちゃん』(学研)伝記『葛飾北斎』(あかね書房2016)『織田信長』(学研2018)など。『空母せたたま小学校』シリーズ(そうえん社2015-2016)や『ぼくの同志はカグヤ姫』(ポプラ社・2018)では近未来と古典文学が融合する、ユニークなファンタジー世界を描く。日本ぺンクラブ会員。
2013年から2018年まで『縄文サマーキャンプ』を山梨県で個人主催で実施した。
HP『時間の木』http://home.u01.itscom.net/shibata/index.html

担当講座一覧

日付 スケジュール 食事 宿泊
1日目

近鉄郡山 売太神社石上神宮大和(倭大国魂)神社唐子・鍵遺跡多神社ホテル(橿原神宮前)

★1日目 古代の奈良盆地と豪族の発生。

午後(13時00分):近鉄郡山駅集合

近鉄郡山駅より車にて、売太神社、石上神宮、大和(倭大国魂)神社、唐子・鍵遺跡、多神社を見学しながらめぐります。

夕刻:橿原神宮前のホテルへ。

ホテル
2日目

ホテル綏靖、安寧、懿徳、孝元天皇陵新沢千塚古墳群ナガレ山古墳馬見丘陵公園室宮山古墳ホテル

★2日目 ヤマト政権の誕生(東征軍の勝利) 

午前:ホテルより車にて、綏靖、安寧、懿徳、孝元天皇陵、新沢千塚古墳群、ナガレ山古墳、馬見丘陵公園、室宮山古墳、葛城一言主神社、高鴨神社などを見学しながらめぐります。

※昼食は立寄り先の食堂などで各自お取りください。

夕刻:ホテルへ。

ホテル
3日目

ホテルマキムク古墳群箸墓古墳大神神社甘樫丘橿原神宮前駅

★3日目 くにのまほろば……初期国家の誕生と紛争。

午前:ホテルより車にて、マキムク古墳群箸墓古墳、大神神社、甘樫丘を見学しながらめぐります。

※昼食は立寄り先の食堂などで各自お取りください。

午後(15時ころ):橿原神宮前駅にて解散。

出発日 旅行代金 出発地 催行状況 他
2023/06/16(金) ¥92,800 近鉄郡山駅・橿原神宮前駅解散 終了 3日間・6名催行
最少催行人員 6名 (定員10名) 添乗員 添乗員が同行します。
利用予定バス会社 佐原自動車(株)
利用予定ホテル

橿原オークホテル

その他

○すべて一人部屋(シングルルーム)利用になります。
※ツインルームご希望の場合はお問合せください。
●より詳細な条件はご旅行条件書(募集型企画旅行)をご確認ください。

お申し込みの流れはこちら

ツアー仮予約

出発日 旅行代金 出発場所 催行状況 他  
2023/06/16(金) ¥92,800 近鉄郡山駅・橿原神宮前駅解散 終了 3日間・6名催行