★秋のタイガでトナカイ乗りキャラバンツアーが11日間になって復活! ただいま準備中です(2024/10/8)
★定員12名様限定のツアーです
モンゴル北中部、ロシアと国境を接するフブスグル県。この地にはモンゴル語で“タイガの人”を意味するタイギンフンと呼ばれるトゥバ人たちが暮らしています。フブスグル湖から西へ約90km、ツァガーンノール(湖)北西に広がる標高約2,000mのタイガで暮らし、トナカイ飼育を生業にするトゥバ人は、トゥバ語を母語とし、主にシャーマニズム信仰を強く残すなど、同じモンゴルの中でも特徴的な伝統文化を持ちます。最近では金鉱山の採掘による土地荒廃の為、それまでの営地に留まれなくなるなどの大きな社会変化の中で、彼らは先祖からの伝統を受け継ぎ、タイガの森に暮らしています。
このツアーでは、木々の葉が黄金に輝く秋のタイガの森を、のんびり写真などを撮る休憩時間をできるだけ挟みながら、トナカイに乗ってトレッキングします。トナカイトレッキング道中の宿泊は、寝袋で野営またはタイガ式の簡易式ウイ、伝統を受け継ぐトゥバ人一家(秋営地)へのホームステイとワイルドな行程ですが、交通手段や乳製品の源として欠かせないトナカイと共に暮らす生活の一端を感じていただけるでしょう。春に生まれて成長を遂げた可愛い仔トナカイとの出会いも魅力の一つです。
※黄葉は例年見ごろの時期にあたりますが、その年の自然状況により、時期がずれる可能性もございますので、予めご了承ください。
※キャラバンルートやタイガでの宿泊地は、現地の状況やホームステイ先のトゥバ人の秋営地の場所により変更する場合がありますので、予めご了承ください。
ツァガーン湖の北西のタイガをトナカイキャラバン
ツアー関連情報
このツアーに関する説明会のご案内
遊牧民の土地を歩き続けるフィールドワーカー
西村 幹也 (にしむら みきや)
NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ理事長。
文化人類学、宗教人類学を専門とし、北アジア地域でのフィールドワークを30年以上にわたり続け、草原地域の遊牧文化から、シャーマニズムやタイガのトナカイ飼育民(トゥバ民族)、アルタイ山脈地域のカザフ民族たちの生活文化など追い続けている。得た知識や情報、体験を広く伝えたいと情報紙発行、遊牧文化講座、コンサート、写真展、展覧会、講演会など様々なイベントを精力的に開催する他、北海道羊蹄山に北方アジア遊牧民博物館を自力で建築、運営している。これら活動がモンゴル国によって認められ、モンゴル国友好勲章を授与されるにいたる。大阪大学非常勤講師(2021~)。単著『もっと知りたい国モンゴル』(心交社 2009)の他、共著多数。