定員8名様限定のツアーです
「グッドデザイン賞2018」で金賞を受賞した「Bamboo Bicycle」の故郷を訪ねる
世界三大仏教寺院ボロブドゥールで知られるインドネシア・ジャワ島。この島では2012年からテマングン県を拠点に、spedagi (スペダギ=朝、自転車に乗るという意味の造語) という活動が行われています。インドネシアでは、東南アジアの他の国々と同様、急速な経済成長の中で村の若者たちが都会に流出し、都市と地方の格差が広がるばかりです。そんな状況を変えようと、デザイナー、シンギー・カルトノ氏を中心に若者たちが豊かな再生可能資源であるバンブー(熱帯性の竹類)を活用してバンブーバイクを作り、地域の特産品を売る市場を開き、宿泊所を建てるなど、村を元気にするための新しい取り組みが始まりました。
そんな中、spedagiが手がけるバンブーバイクが、名誉ある「グッドデザイン賞2018」の金賞(経済産業大臣賞)を受賞! 自転車の美しさや品質だけではなく、バンブーバイクを象徴とし、それに関わる職人や村の特色をアピールするなど、総合的な取り組みが評価されての受賞でした。
→ GOOD DESIGH AWARD(外部リンク)
「村」を中心とした、サステナブルな社会ビジョン
このツアーでは、同行講師の一般社団法人Spedagi Japan顧問の益田文和さんと共に、spedagiの拠点であるカンダンガン村を訪れ、spedagiが取り組むサステナブルな地域づくりの現場にふれます。また、バンブーバイク工房を訪問しspedagi創設者でデザイナーのシンギー・カルトノ氏から、ものづくりの現場やspedagiを象徴としたソーシャルデザインの取り組みについてお話をうかがいます。
また、カンダンガン村から8kmの距離のナディプロノ村では、実際にバンブーバイクに乗って竹林に囲まれた村をサイクリングしたり、35日に1度開かれる竹林朝市Pasar Papringan(パサパプリガン)を訪問し朝食や買い物をしたりと、村人との交流を楽しめる機会も楽しみです。
もちろん、世界遺産で世界三大仏教寺院ボロブドゥールで日の出鑑賞など、観光要素もしっかり抑え、知的好奇心や遊び心を刺激するモノやコトがたっぷりの旅です。
現地プログラム企画・協力 『spedagi』 https://www.spedagi.com/(外部リンク)
訪問する2つの村 ジャワ島(インドネシア)中部 テマングン県
講師
益田 文和 (ますだ ふみかず)
現場主義で世界を飛び回る、サステナブルデザインの専門家
株式会社オープンハウス代表取締役、デザインコンサルタント。
サステナブルな社会を実現するためのデザインが専門。magno, spedagiの創始者であるデザイナー、シンギー・カルトノとは旧知の間柄であり、2014年以来2年毎に開催しているInternational Conference on Village Revitalization (ICVR=村を元気にする国際会議)のアドバイザーを務める。2016年に一般社団法人Spedagi Japanを設立、現在顧問。
元東京造形大学教授、環境省グッドライフアワード実行委員長。