東京では各駅ごとに商店街が広がっています。その賑わいはどのような歴史をたどって形成されたのでしょう。江戸・明治・現代、さらには縄文時代からの地図を照らし合わせながら、商店街を歩きます。門前町や街道筋の宿場町、私鉄沿線開発の駅前商店街など、意外な生い立ちが浮き彫りになってきます。商店街を中心に街の歴史や見どころも探検。もちろん買い物もたっぷり。商店はそれぞれが専門家、各店でその知恵を学びます。
全5回一括お申込みも可能。合わせて34,650円(6,930円×5回)のところを、31,500円に割引きいたします。
都内唯一の都電に乗り降りして、小さな名所巡りとお買い物。大塚では商店街と地元ボランティアによる都電沿線バラ栽培、桜並木を見学。次に鬼子母神前駅で鬼子母神界隈歩き、面影橋駅では地場産業の染色工場付近や神田川沿いの桜を愛でます。
集合場所:JR山手線大塚駅
江戸時代からの賑わいを見せる有名商店街には、老舗と新しめの店が混在して広がっています。また個人経営のスーパーマーケットには芝浦市場直送の上質な肉や2階で手作りする惣菜が並びます。一見洒落た町ですが日常的な買い物を楽しめます。
集合場所:東京メトロ・都営大江戸線麻布十番駅
江戸時代に松尾芭蕉が奥の細道へと旅だった千住宿。往年の市場の趣を残し、東京で唯一、水産物専門の足立市場で見学や買い物を楽しみ、旧日光街道を歩きます。宿場町に広がる商店街の賑わいや水辺の風景を楽しみます。
集合場所:京成電鉄千住大橋駅
彦根藩井伊家の菩提寺である豪徳寺。江戸時代、通りかかりの猫に招き入れられた途端に降った雨に濡れなかったことを藩主が喜んだことがゆかりの、招き猫発祥の地と言われています。境内には奉納された招き猫とSNSで引き寄せられた各国の外国人がどっさり。商店街には招き猫にまつわるおみやげ多数です。中世の世田谷城址など町の歴史も訪ねます。
集合場所:東急電鉄世田谷線宮の坂駅
大規模再開発が進む中央線中野駅界隈には東西2つの大御所的商業施設があります。クレジット販売の先駆けマルイの創業の地、そして当時は画期的だった中野ブロードウェイとそこに続くサンモール商店街。変わりゆく町の中で奮闘する2館や町の歴史を探検します。駅前一帯は、江戸時代の生類憐みの令により犬を保護する「御囲い場」、明治以降は陸軍で中野学校などがある場所でした。
集合場所:JR中央線/総武線・東京メトロ東西線中野駅
※当日の天候、その他の状況により順路などは変わる場合があります。その場合代替案として各種入場料や追加の交通費等、別途料金がかかる場合がございます。予めご了承ください。
※当講座では、講師の解説が良く聞こえるようイヤホンガイドを使用いたします(使用料は講座代金に含まれます)。イヤホンガイドとは、話し手が所持する送信機を通じて、複数の受信機へ音声を届けるツールです。
街・村・人をとことん訪ね歩く
眞鍋じゅんこ & 鴇田康則 (まなべじゅんこ・ときたやすのり)
フリーライター&カメラマンの夫婦として「人の生活を記録する」ことをテーマに、長年をかけ国内外を旅して回る。農村漁村で、都会の片隅で、人はどんな暮らしをしているのか? 日々歩きながら探求を続ける。
◯眞鍋じゅんこ 1959年東京生まれ。ベトナムに通っていた頃、そこに古き良き日本があった。そして日本中の村や離島を訪ねて、カメラマンの夫・鴇田康則と記録し続けてきた。面白いことや人を見つけると、じっとしていられない。東京・千葉・神奈川にまたがる東京湾をくまなく取材し、たくさんの面白いことや場所、人を見つけた。著書に『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)、『産む快感』(自然食通信)、『うまい江戸前漁師町』『中古民家主義 』(交通新聞社)、『アジアで麺』『ベトナムわんさか共和国』(トラベルジャーナル・共著)などがある。また、月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)にて『1964→2020東京オリンピックを歩く』を連載。ブログ『眞鍋じゅんこのまっすぐには歩けない』
◯鴇田康則 1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナム、などの人々の生活風景を写真に収めて歩く。現在、日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録。「中古民家主義」(交通新聞社)など眞鍋との共著の写真を担当。各種散歩系の雑誌の取材では、下町から山村まで様々なところを歩きカメラで撮影。著書『中古民家主義 』(交通新聞社)』、『うまい江戸前漁師町』(交通新聞社)、『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)。また、月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)にて『1964→2020東京オリンピックを歩く』を連載。