この講座は、新型コロナウィルスの感染の拡大の影響により、村上先生とも相談しまして残念ながら中止し、夏以降に延期することになりました。なにとぞご理解のほどお願い申し上げます。次回の日程につきましては、しばらくお待ちくださるようお願いいたします。
チベットではインドから仏教が伝わり、土着の民間信仰と融合しつつ独自の宗教文化が生まれました。チベットの人々は、空と大地に包まれた広大な風景のなかで、チベット仏教の教えや実践、そして民族の伝統を育んできたのです。
この講座では、チベットについてはあまり知らないが、もっと詳しく知りたい方、チベットに旅行に行って疑問や興味がむくむくと湧いてきた方など、チベット文化一般について広く関心のあるみなさんを対象にしています。
(もちろん、チべットに関心はないけど、話を聞きたい、という方も大歓迎です)
内容は、講義者のラサでの十年にわたる生活体験を踏まえ、宗教や風俗、言語や社会、民族性など、多岐にわたります。
講師
村上 大輔 (むらかみ だいすけ)
人類学者。チベット文化研究者。名古屋大学工学部応用物理学科卒。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院にて社会人類学博士号取得(2006年)。フィールドワークのためチベット・ラサに8年間滞在。2007年4月より2014年1月まで、風の旅行社ラサ常駐駐在員。現在、駿河台大学准教授、早稲田大学・慶応義塾大学非常勤講師。著書:『チベット 聖地の路地裏 ― 八年のラサ滞在記』(2016年)法蔵館(京都)『National Imaginings and Ethnic Tourism in Lhasa, Tibet ―Postcolonial Identities amongst Contemporary Tibetans ―』(2011年) Vajira Publications (Kathmandu, Nepal)、『チベットの宗教図像と信仰の世界』(共著、2019年)風響社(東京)