※両毛(上野、下野)の関東平野の重層的な歴史から、日本列島が見えてくる!
ー関根秋雄さんと歩く・―俵(たわらの)藤(とう)太(た)で知られる藤原(ふじわらの)秀郷(ひでさと)にもスポットを当てて―
今回は、関東七名城の一つに数えられ、国史跡に指定された唐沢山城跡の探訪を中心に、本丸跡に鎮座する唐沢山神社の御祭神藤原秀郷にもスポットを当て、唐沢山周辺の史跡と合わせてめぐります。
唐沢山城跡は関東では珍しい石垣をふんだんに使用した壮大な山城で、戦国期の山城のさまざまな仕掛けを見学しながら、晴れていれば遥か東京都心のビル群までも見渡すことができる大展望を楽しみ、新緑とヤマツツジが醸し出す山の空気をたっぷり味わっていただきます。
また、藤原秀郷は、俵藤太の大ムカデ退治で知られていますが、あまり知られていない秀郷の墳墓や、秀郷ともかかわりを持つ神社も合わせてご案内します。
なお、今回のコースは、唐沢山城跡の探訪で約1時間のウオーキングと、帰路は東武鉄道佐野線吉水駅まで1時間半ほどのウオーキングとなりますので、軽いハイキングとしてご参加ください。
~当日の流れ~
JR宇都宮線小山駅構内コンビニ前に10:00集合後、両毛線にて佐野駅で下車。佐野駅からはタクシーにて、唐沢山城跡駐車場へ上ります。歩かずに唐沢山の城跡に着きますので山登りの負担はありません。唐沢山城跡の探訪は1時間ほどかけてめぐりますが、途中の南城曲輪で昼食を取ります。展望を楽しんだ後、レストハウスのある駐車場に戻ります。
午後は、駐車場より関東ふれあいの道で麓の栃本公園まで下山し(約25分)、ここから東武鉄道佐野線吉水駅まで、約1時間のウオーキングです。途中、根古屋神社に立ち寄り、吉水駅に到着後、参加者の体調等を確認し、問題がなければ、往復30分かけて藤原秀郷の墳墓を見学する予定です。吉水駅に戻り東武鉄道で佐野駅へ出て、ここで解散となります。16時を予定しています。
~行程~
小山駅10時05分集合→両毛線にて佐野駅→タクシーにて唐沢山城跡駐車場へ→唐沢山城跡の遺構を見学→唐沢山神社(昼食)→昼食後、徒歩にて→根古屋神社→東武佐野線吉水駅へ(藤原秀郷の墳墓往復)→吉水駅→佐野駅→両毛線にて小山駅へ。16時頃解散
講師
関根 秋雄 (せきね あきお)
都立高校で38年間、中央大学非常勤講師を17年間、歴史教師として勤務した後、退職後は栃木県野木町に居を移し、「のぎ・歴史を歩こう会」、「野木歴史文化伝承会」を立ち上げ、ボランティア活動に従事。積極的に野木町の歴史文化の発掘と情報発信を行っている。現在は、野木町文化財保護審議委員および栃木県文化財保護指導員として小山市・野木町の文化財パトロールにも従事。
最近の著書:ぶらり野木町歴史散歩