インドは日本の約8倍という広大な国土に世界文化遺産が28登録されています。その内、南インドに限ってみるとインド半島北部のデカン地域には4つ、南部のタミル地域には2つの世界文化遺産があります。
今シリーズでは2回にわたり、南インドでも特にドラヴィダ民族の世界である南部のタミル地方にある2つの世界文化遺産に焦点を当て、それぞれの世界遺産を育んだ歴史とドラヴィダ民族のあまり知られていない優れた文化・芸術の一端を紹介します。
6月8日(土)
第2回 世界遺産『大チョーラ朝寺院群』―知られざるチョーラ王国の栄華―
インドの歴史上、ドラヴィダ民族が作り出した最も繁栄した時代が10世紀から13世紀にかけて繁栄したチョーラ王国の時代でした。このチョーラ王国の都タンジャーヴールに建造された巨大な石造寺院が世界文化遺産に登録された『ブリハデーシュヴァラ寺院』です。この寺院が果たした歴史的意義に触れながら現在でも信仰の対象となっている生きた寺院としての姿も紹介します。
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【終了しました】
4月20日(土)
第1回 世界遺産『マハーバリプラムの建造物群』―ドラヴィダ様式の源流を探る―
北インドの世界文化遺産はイスラム教の影響を受けたインド・イスラム様式のものが多く登録されています。しかし、インドは歴史的に見てヒンドゥー教の世界であり、現在も人口の80%以上がヒンドゥー教徒です。そうしたヒンドゥー文化の素晴らしさを伝える世界文化遺産が南インドの中心都市チェンナイの南にある『マハーバリプラム』とヒンドゥー教7大聖地のひとつであるカンチープラムです。
今回はこれらの歴史遺産を生んだパッラヴァ朝の歴史を紐解きながらドラヴィダ人が遺した特異な歴史遺産を紹介します。
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4月20日(土)
第1回 世界遺産『マハーバリプラムの建造物群』―ドラヴィダ様式の源流を探る―
北インドの世界文化遺産はイスラム教の影響を受けたインド・イスラム様式のものが多く登録されています。しかし、インドは歴史的に見てヒンドゥー教の世界であり、現在も人口の80%以上がヒンドゥー教徒です。そうしたヒンドゥー文化の素晴らしさを伝える世界文化遺産が南インドの中心都市チェンナイの南にある『マハーバリプラム』とヒンドゥー教7大聖地のひとつであるカンチープラムです。
今回はこれらの歴史遺産を生んだパッラヴァ朝の歴史を紐解きながらドラヴィダ人が遺した特異な歴史遺産を紹介します。
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