※今回は登山ではありません。登山未経験の方も大歓迎です。
密教、真言宗の大本山の門前、九度山町、戦前までは林業の一大拠点でもありました。過去の森林鉄道の跡と、小径を抜けながら、上流から下流へ、川沿いの地質踏査の基本を学んでみませんか?夏に暑い時期だからこその清流沿いの踏査、楽しい地質学入門を堪能してください。このエリアに露出するのは、水の底に泥や砂が堆積してできた岩石、そして、堆積物が地下深部まで沈み込んで変成した岩石、じっくり露頭や転石を観察してみましょう。
のんびり、ゆったり、観察中心のハイキングです。
~ジオ・ワード~
三波川変成帯 付加体 秩父帯 堆積物 沈み込み 変成分帯 MTL
※詳しくは当日の解説で!
~行程~
南海高野線 上古沢駅(9:45)→下古沢駅(11:00)→高野下駅(12:15 昼食休憩 12:55)→役場下(14:15)→南海高野線 九度山駅(14:45)
【歩行:2.5時間 標高差累積:上り約0m 下り約200m】★0.5
※注 歩行の目安(★マーク)の基準(距離とコース難度の両方を検討)
★ 一般的なハイキング程度
★★ 歩行時間も少し長めのためやや体力が必要
★★★ 少し登山の経験がある人に適している
固い石も柔らかく解説
田中 宙 (たなか ちゅう)
1968年生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。地球惑星科学専攻。主にフィールド調査をベースに地殻とマントル境界の物質科学を研究。現在、株式会社アカデミック・ブレインズ、シニア・ディレクターとして、基礎科学系を中心にアウトリーチと呼ばれる「最先端の研究成果を社会へフィードバックする仕事」に取り組んでいる。一方でフィールド経験を生かし、関西エリアの各地山域でネイチャーガイドとしても活躍。日本地形学連合正会員。