この講座は相田先生にマンツーマンの指導が受けられます。日時も参加される方と相田先生の予定が合えば、平日でも休日でも受講できます。ナイフ製作のための設備、工程と相田さんの製作理念がはっきりと伝わる講座です。
講座ではベルトグラインダー(米国パーキング社製)を使用し、ストック&リムーバル(削り出し法)による本格的なカスタムナイフメーキングを習得します。
カスタムナイフとは、一本一本がいわばオーダーメイドのナイフのこと。
「ナイフは人間が火の次に手に入れた道具である」(ラブレス氏)と、有史以前より大切な道具として使われてきたナイフの素材は、石器、骨器、青銅、鉄器、という変遷を経て、現代のステンレス全盛に到達した。相田氏の理想のナイフとは、「切るための道具」として正しく立脚したものと、話してくれる。道具としての本質的な機能美を追及しつづける、世界的なメーカー・相田義人氏にナイフを学び、制作する。
※この講座は2週にわたり全4回(日帰りで4日)で一本のナイフを製作いたします。
※日程はそれぞれ日帰りです。
午前講習09:30〜12:00 午後講習13:00〜17:00
(1)デザイン (2)マスター(型紙)の製作 (3)鋼材へのケガキ
(4)外形の削り出し (5)ヒルト(鍔)加工 (6)荒削り
(7)熱処理出し=外注加工依頼)
(8)再研磨 (9)ブレード面手磨き (10)ヒルト取付け (11)ハンドル材取付け
(12)外形仕上げ (13)シース(鞘)製作 (14)名前入れ (15)刃付け (16)完成
講師
相田 義人 (あいだ よしひと)
世界的なカスタムナイフメーカー (マトリックス・アイダ)
1948年、東京生まれ、板橋区成増在住。家業は爪切りやカミソリ製作の金属加工業をしており、そもそも恵まれた環境にいたといえる。1977年に渡米、R.W.ラブレス氏に師事し、ナイフメーキングの基本を習得、フルタイムのナイフメーカーになった。今ではラブレスの工法とシステムに熟達し、ラブレスナイフ・真の後継者で、世界的なカスタムナイフメーカーといわれる。内外にファンが多く、注文してから手元に届くまで3〜6ヶ月はかかる。オートバイ、釣り、登山、読書、音楽、など趣味も多才。「マトリックス・アイダ」HP