旅のメインは、絵に描いたようなツンドラ紅葉が期待できるトゥームストーン州立公園。日本ではまだあまり知られていませんが、‘極北のパタゴニア’とも称される、ギザギザとした岩山が屹立し、誰もが目を奪われるようなスケールの大きな山とツンドラの美しい景観が広がる州立公園です。
アクセスが良くなく、宿泊施設もないため、本当の大自然にどっぷり漬かる旅となります。大自然の中で、あえてキャンプ泊をすることで、朝夕の山岳風景やツンドラの湖面に映る秋オーロラ、極北の野生動物や色鮮やかな植物たちなど、よりフォトジェニックな景色を堪能できることでしょう。
現地では、写真家でもあり現地ガイド(兼ドライバー)でもある上村知弘氏が、その日のコンディションや天候に応じて、お勧めのスポットにご案内いたします。
現地同行ガイド
上村 知弘 (うえむら ともひろ)
1978年神戸育ち。立命館大学、ワシントンD.C. American大学卒業。 在学中から自然・異文化体験を求めて、イタリア美術短期留学やインド、東南アジアなどを旅する。卒業後、極地冒険家・大場満郎冒険学校や動物保護団体アークを経て、2004年カナダ極北ユーコンへ渡り、以降3年間ユーコンの大自然で過ごす。北海道道東鶴居村の馬牧場でカナダ人の妻タミーと共に3年過ごした後、2011年にユーコンへ永住。極北の大自然や文化の写真を撮り発表する傍ら、ネイチャーガイド業を通して、極北の自然・文化と人を繋げる役割を担う。近著に極北の野生の羊ドールシープの1年を追った写真集 『Dall Sheep』(青菁社)がある。