広くて清潔感ある病院の受付
文●鹿島菜月(東京本社)
風の女子旅に、「ココロとカラダを元気にする旅・ハンバン(韓方)とおいしい韓国4日間」が新しく仲間入りしました!
このツアーで立寄る、四象体質診断の専門病院。いったいどんなことをするのか、気になる方も多いと思います。今回は、そんな気になる「四象体質診断」をレポートします。
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四象体質診断とは
人間の体質を「太陽人」、「少陽人」、「太陰人」、「少陰人」の4種類のタイプに分ける韓国独自の医学論。この点が中(国)医学とは異なり、韓医学の中でもっとも特徴的な診察方法。具体的には、専門医による「患者の顔色を見る望診」、「体の調子やお通じ、睡眠、食欲などを聞く問診」、「脈をみる脈診」、舌診、腹診等を行い、その人の体質を判断します。
四象体質診断を受けることで、自身の体質にあう生活習慣、適切な運動量や運動の仕方、体質に合わない食べ物や体質に合う食べ物などを知ることができ、特別な(韓)薬を飲まなくても、普段の生活を送る中で、自身の健康増進に役立てることが出来ます。
風の女子旅では、全州にある四象体質診断を専門とする「世東韓医院」の院長、黄勝演(ファン・スンヨン)先生が診療をします。黄先生は、大学で韓方学を6年、四象体質を2年学んだ四象体質を専門とする韓方医です。
ソウルなど他の都市にも、四象体質診断を行う病院はありますが、ソウルと全州両方の病院を訪れたお客様から、「全州の黄先生は人柄が良かった!」と高い評価をいただいたこともあり、この病院で四象体質診断を行います。黄先生は、物腰が柔らかく、丁寧に診察、解説をしてくれますので、リラックスして四象体質診断を受けることができます。
● 四 象 体 質 診 断 の 流 れ ●
問診票は生活習慣や健康状態など多岐にわたります
1. 問診票に回答
診察の前に、まず問診票に答えます。
問診票はすべて日本語なので安心です。
診察室へ呼ばれるまで、リラックスして待ちましょう。
触診中は先生から体調などについて質問を受けます
2. 診察
いよいよ、診察室へ。
脈診、触診をしながら、日頃の健康状態や生活習慣、環境など、先生からの質問に答えます。
診断結果の発表、私の体質は!?
3. あなたの体質を診断
診察が終わると、先生より「あなたの体質」の診断があります。
私は、「少陽人」と診断されました。
四象体質診断結果の一例【少陽人】
【少陽人の特徴】
外交的で、明朗。おおざっぱで細かいことは気にしない。おしゃべりが大好きで短気。
胃は強いので消化能力は高いが、腎臓、膀胱、大腸が弱く排泄に問題が生じやすい。
下半身が弱いので、腰痛にもなりやすい。
【アドバイス】
短気なため怒ることも多いが、それを我慢できるよう心を抑える力を培う努力が必要。
便秘は病気の兆候。便秘が続くと熱が上半身に上がり、体調を崩す。熱を持つ体質なので、普段から水分を多くとること。下半身が弱いので、足腰を鍛えると良い。
刺激のある辛くてしょっぱい物は控え、水分の多いフルーツ、豚肉がおすすめ。
【体質に合う食べ物】
ケツメイシ茶、クコ茶、豚肉、スイカ、みかん、なし、きゅうり、なす、白菜、生牡蠣、海老、など
【体質に合わない食べ物】
鶏肉、はちみつ、じゃがいも、唐辛子、カレーなど辛く刺激のある調味料、など
日本ではまだ馴染みのない四象体質診断ですが、一般的に、「少陽人」は韓国人に多く、日本人には「少陰人」が多いといわれています。
「少陽人」の性格は外交的で、明朗だそうですが、会社では控えめな私。診察前は、「少陰人」では?と、私も、周りも思っていましたが、どうやら違っていたようです。
自分を抑えることでストレスを溜め、本来の自分を見失っているので、言いたいことは発言するようアドバイスを受けました。腰痛が出やすいのも小陽人の特徴で、思い当たる節が多く、先生の言葉に頷きっぱなしの私でした。
肩こり、腰痛、花粉症に冷え性・・・、問題山積みの私ですが、自分の体質を知ることで、それぞれに合う食べ物、運動があることを知り、自分を見つめ直し、体質改善に取り組んでいます。
体質は持って生まれたものなので基本的には変わりませんが、環境に左右され、体質が混じっている人がほとんどのようです。インターネット等で簡易四象体質診断もできますが、特に混じっている体質を一般の人が見分けるのは難しいですので、専門医による診断をお勧めします。
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