【風スタッフ近況 シーズン2】妄想開始

刺繍がほどこされたアイヌの鉢巻き(マタンプシ)

刺繍がほどこされたアイヌの鉢巻き(マタンプシ)

<シーズン2スタート>新型コロナの影響で、風の旅行社の休業が8月31日まで延長になりました。当初、休業中のスタッフの近況・心境を皆さんに伝えたいと始めたこの「風スタッフ近況ブログ」も、早くも一巡し、あに図らんや、シーズン2に突入することになりました。引き続きどうぞよろしくお願いします。

さて、私は前回の「風スタッフ近況ブログ」以来、今も農作業補助のバイトを続けています。おかげさまで夜は9時半に就寝、朝4時半起床と、生まれてこの方、今までで一番健康的です。足腰の痛みは相変わらずですが。

その一方で、非常事態宣言が解除になったため、「“縁”のある国内旅行を」と構想(妄想を含む)もし始めました。

まずは、毎夏モンゴルの大草原の中で実施している岡林立哉さん同行ツアーの日本版。
本来は岡林さん自身がホーミーと馬頭琴を研鑽されたモンゴルの中でもお気に入りのところを案内して、大自然の中で乗馬、ゲル体験、動植物、星空の下の馬頭琴の生演奏などを楽しむという岡林さんならでは旅なのですが、今年コロナ禍で中止になったため、このツアーの日本版をできないだろうかと思い、岡林さんの活動拠点・高知県仁淀川周辺を舞台に秋ごろの設定で相談中です。
※さすらいの馬頭琴・ホーミー男 岡林立哉さんからメッセージはこちら

今一つは、20数年前ボリビアで出会った知人が北海道のアイヌ文化施設で働いていると聞いて、アイヌについて勉強始めました。まず目が留まったのは、アイヌの交易方法の1つ。道東に暮らすアイヌが船で千島列島のアイヌと交易をするとき、持って行った商品を海岸に並べて一度沖に去り、その間に島のアイヌたちが来て欲しいものを選び取り、引き換えに島の産物をおいて山へ去る、そして再び道東のアイヌの人たちが、接岸してそれを回収に来る、と言った「接触しない交易(沈黙交易)」をしていたそうです。島の外からくる疫病を怖れていたとの説明でしたが、今日のコロナ禍のデリバリーと同じシステムが行われていたのでした!北方領土はまだ無理ですがアイヌ文化に触れる旅をいつかは。

コメント一覧

川崎さん、休業中も元気に活動されている様で何よりです。 私はずっと旅行に行けず、悶々とした日々を送っていますが、とりあえず元気に、次の旅行のために充電しております。 アイヌの交易方法、このような方法があるなんて知りませんでした。私も北海道大好きで何度も訪れているのに、なんて少々へこんでしまいました。風ツアーに参加していると、訪れた地域の皆様方の伝統舞踊に接することがあります。アイヌの舞踊もこれと似た点があると思いませんか? またいつかお会いできる日を楽しみにしております。

森 裕記2020.07.09 09:32 pm

森 裕記様、コメントありがとうございます。「北海道大好き」のコメントを読んで初めての北海道旅のことを思い出しました。私の学生時代、『北海道一人旅』はひとつのステイタス(?)みたいな感じで、私も先輩から譲りうけた「とらべるまん北海道」とかいう手作り感の残るガイドブック(記憶があいまいで、ブルーの表紙くらいしか今は思い出せないのですが)と国鉄のワイド周遊券を頼りに、ユースや旅人の宿に泊まり、おもしろそうな奥地(当時の私基準です。ガイドブックに載ってるくらいですから・・・)で沈没しながらいろんな人や場所に出会いました。私の旅の原点かもしれません。あー早く旅に出たいなあ・・・。

川崎 洋一2020.07.16 12:09 pm

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