つむじかぜ583号


普通のモンゴルツアーじゃ物足りないアナタに・・・
スペシャルな旅あります。 号


特集1知られざるモンゴルへのいざない
NPOしゃがぁ理事長 西村幹也同行の特別企画ツアー


モンゴルのタイガで、トナカイと暮らすトゥバ民族。そして山岳地域で、イヌワシと暮らすカザフ民族。長年のフィールドワークで、信頼関係を築かれている西村さんだからこそ、その土地の大自然や暮らし、何より人々の魅力に触れることができる。

風の旅行社が自信を持ってお勧めする、スペシャルな旅へ。


黄金色輝くタイガの森を、トナカイに乗ってキャラバン



ホームステイ先の家族が出場する「イヌワシ祭」を観戦



特選!風カルチャークラブ情報


昆虫の世界や、撮影散歩、遊牧文化の手芸に、下北半島の自然まで。多様な自然、文化への扉を開く企画がまだまだ続きます!


6/25(土)

初夏の里山で昆虫観察 in 秦野


7/9(土)

カメラ片手に旅に出る ~東京ボーダー~

「陸の孤島・江戸川区の親水空間を行く」 


7/10(日)

遊牧民の手芸・装飾文化研究家・廣田千恵子さんに学ぶ

カザフの美しき民族文様と装飾の歴史 -2つの縫い針刺繍技法-


7/16(土)発

青森・下北半島はどうなっているか

-本州最北端をたしかめにいく-




今週の更新情報 旅心くすぐる情報満載


【ヒマラヤの宝探し】

第200回 ド ~石とともに~

「石」を使った製薬ワークショップとは・・・?

【モロッコ ツアー関連情報】

モロッコの秋はイチオシのシーズン!

ベストシーズンのモロッコのホントのとこ

【風の鳥日和】

【開講記】忍者ヨシゴイを探せ! 水鳥天国の印旛沼

モモイロペリカンのカンタ君はいたのか?

【風の山人】

前日光・石裂山(外部リンク:山と兎)

登山ガイド木元さんによるツアーレポート!


お待ちかね!風のイベント情報


東京・風のイベント


【概要発表】風の旅行社 設立25周年イベント ~風の◯◯~

風の旅行社 設立25周年記念を記念したBBQ大会。海外からのゲストも参加予定! イベントに合わせた講座やツアーも企画中!

  • 日 時:10/16(日)13:00~
  • 会 場:水元公園(東京・金町)
  • 参加費:大人:3,500円


関西・風のイベント


大阪開催・モンゴル説明会

大阪支店の夏のモンゴル説明会。各回テーマを決めて、モンゴルの魅力をお伝えします。

  • ▼6/23(木)18:00~19:00

    「未経験者から経験者まで 安全で楽しい風の乗馬ツアー」

    • 会 場:ハービスPLAZA3階 風の旅行社大阪支店
    • 参加費:無料


    モロッコ料理とお話の会 2016

    モロッコ料理を楽しみながら、現地での楽しみ方や情報をご紹介します!

  • 日 時:7/28(木)18:45~21:00
  • 会 場:モロッコ・トルコのスパイス料理 Eeek-a souk イーカスーク(大阪・福島区)
  • 定 員:10名(先着順、事前予約制)
  • 参加費:3,240円(食事代、税込)

  • 外部イベント


    MARTIN CHAMBI 写真展

    ペルーの先住民写真家マルティン・チャンビの写真展。先住民が先住民を記録した大変珍しく貴重なコレクション。「光の詩人」として世界中で高く評価されており、最近終了したペルー大使館ホールでの展示と若干作品を入れ替えての構成・展示になるそうです。

    • 日 時:開催中~7/3(日)
    • 会 場:SUNDAY(東京都世田谷区)
    • 料 金:入場無料(投げ銭カンパ大歓迎)ギャラリートークもあり


    『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』公開記念
    チベット映画上映会

    『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』の公開記念として、チベット映画上映会を開催。現代チベット映画を代表する監督ペマ・ツェテンとソンタルジャの貴重な作品を日本語字幕付きで上映する。

    • 日 時

      7/7(木) 18:30開場 19:00開映 

      『静かなるマニ石』 監督・脚本:ペマ・ツェテン 2006年|102分

      7/14(木) 18:30開場 19:00開映 

      『陽に灼けた道』 監督・脚本・製作:ソンタルジャ 2011年|89分 

    • 会 場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ(東京・飯田橋)
    • 前売券販売:シアター・イメージフォーラム、チベットレストラン&カフェ タシデレ
    • 電話予約:ムヴィオラ 03-5366-1545



    風の向くまま・気の向くまま ―第四百七話―

     

    代表取締役 原 優二

    ●お伊勢参り


    「人はなぜ伊勢を目指したのか」6/4と6/11の『ブラタモリ』のお題がこれである。『ブラタモリ』は、3月に、熊本城を取り上げ、加藤清正がどのような思惑から城を造ったかを紹介した。4月になって熊本を大地震が襲い、熊本城が大きな被害を受けたことで、城が崩れる前の貴重な映像になったとして注目を集めたNHKの番組だ。

    その『ブラタモリ』が、今回は、お伊勢参りを取り上げた。江戸の初期からお伊勢参りはブームとなり、通常で年間約60万人、60年周期で3回起こったという「おかげ参り」では、数百万人が参宮したという。その秘密は何か。“式年遷宮”を一つのキーワードにしながら、私たち旅行会社の原型ともいえる“御師(おんし)”の役割が大きく取り上げられた。

    伊勢誘客を担った御師は下級の神職であった。宇治と山田の門前街には合計で約1,000軒の御師の宿坊があったという。番組の中で、現在、唯一残っている御師・丸岡宗大夫の宿坊が紹介された。約50人ほどが泊まれ、大阪や信州に8,000件の顧客を持っていたそうだ。

    御師・丸岡宗大夫は、神宮大麻(お札)を持ち、湯に戻して食べるめかぶ・「めみみ」や、野菜の作付時期などを記した暦を土産に持って顧客への営業を欠かさなかったという。“伊勢講”というグループを作り無尽という相互扶助制度で毎年何人かを伊勢にお参りさせた。江戸時代には、なんと6人に1人は伊勢参りをしただろうと言われている。

    御師・丸岡宗大夫宅に、ある講の宿泊記録が残っていたが、17名で伊勢だけで5泊6日しており、その料金は総額60両、今の金額で600万円から1,000万円。この講は、上級の人たちだったらしいが、大変な金額を使って旅行をしていたようだ。

    しかし、素朴な疑問が沸いてくる。江戸時代とは、そんなに豊かだったのだろうか。関所が多数あり、通行手形まで必要だったのに、こんな大規模なお伊勢参りが、江戸時代を通して約250年も続いたというのだから不思議でならない。

    そもそも、江戸時代は、物見遊山の旅は慎むべきもの、まして女性には厳しかったという。ところが、これは建前にすぎない。参宮(お伊勢参り)や富士山、熊野、善光寺などへの参拝を建前にすれば、堂々と旅が許されたという。もちろん、参拝だけをしに行くわけでも、伊勢だけに行くわけでもない。西国の人は、江戸、日光、平泉などへ、東国の人は、京都、奈良、さらには九州までも足を伸ばし、全旅行日数は50日以上に及んだというからこれまた驚きだ。

    もちろん、伊勢にも古市という遊郭があり、遊郭の周りは芝居小屋などが立ち並び、日本有数の歓楽街であったいう。聖と俗が融合した場所、それが伊勢であり観光地の姿であったと言えよう。

    明治になって国家神道になると、御師という神職は廃止され完全に消滅てしまった。それでも人々は伊勢を目指した。2013年の式年遷宮では1,420万人が。昨年は、838万人が訪れた。ネットが発達した現在、旅行会社の役割は変わりつつあるが、御師・丸岡宗大夫の記録からは、旅の前、ガイド、宿泊、食事、遊びの手ほどきまで、まさに、コンシェルジュとしての役割が見て取れる。タモリ氏は、まさに“御師ェルジュ”だと評していた。いやはや、江戸時代よ、恐るべしである。


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    お茶の間 旅空間 〜今週の気になるTV番組〜


    ▼6月19日(日) 9時45分~10時00分 NHK Eテレ1・東京【ブータン】

    「日曜美術館 アートシーン」『“ブータン~しあわせに生きるためのヒント~”展 他』

    東京上野の森美術館で開催されているブータン展を紹介


    ▼6月21日(火) 27時10分~27時40分 テレビ朝日【モンゴル・ロシア】

    「テレメンタリー2016」『満州侵攻 71年目の真実~草原に眠るソ連秘密基地の謎~』

    モンゴルの草原に今も残るソ連の巨大基地跡。歴史研究家の岡崎久弥氏が地上と上空から行なった2015年の現地調査で、その全貌が初めて明らかとなる。


    ▼6月25日(土) 21時00分~21時49分  NHK総合 【パタゴニア】

    「NHKスペシャル」『“神の領域”を走る ~パタゴニア超人レース140km~』

    完走率はわずか30%という超過酷な大会の中でも最も恐れられているレース終盤の「神の領域」。この大会に挑む日本人走者・鏑木毅に完全密着。特殊撮影やレース中の心拍数変動などのデータを駆使し、神の領域の可視化を試みる。


    編集後記


    大好評シリーズ 動物ふれあいウォッチング

    ハヌマンラングールハヌマンラングール
    ハヌマンラングールハヌマンラングール


    GWにスリランカで出あったハヌマンラングールです。

    乗馬ツアー中に頭上の枝が揺れたなと思うと彼らの姿が。寺院観光中もあちこちに。長い尾っぽを器用に使って愛嬌たっぷりに動き回る姿は、スリランカにいればどこでも見ることが出来ます。ほんとにどこにでもいました。笑

    5月はちょうど産まれたばかりの小猿がお母さん猿にくっついている姿を見ることが出来てなんともほほえましい光景でしたよ。

    (やまだ)


    ※次号584号は2016年6月23日頃の配信予定です。

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    ■つむじかぜ583号(風の旅行社ウェブマガジン)

    発行日 :毎週1回発行

    発行 :(株)風の旅行社 

    送信日 :2016年6月16日

    送信元 :(株)風の旅行社

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