【出張レポvol.10】JICAが協力した、バングラデシュ初の都市高速鉄道(メトロ)

ダッカメトロ(都市高速鉄道)

ダッカ・メトロのICカード

ダッカに戻って来ました。JICAが全面的に協力したモノレールが気になっていたので、この機会に乗ってみました。

2022年12月28日にダッカメトロ6号線の開業式典が行われた Uttara North駅で、切符というかタッチ式のICカードを40タカ(BDT)=約55円で購入。改札で「ピッ」とタッチしてエスカレーターでホームへ上がります。
ホームにはプラットフォームドアもあって、駅の雰囲気はまるで最新の日本の駅のよう。車両や駅舎、改札システムなどを日本企業が請け負っているだけありますね。

ダッカメトロ(都市高速鉄道)

電車内で日本の電車内と違うのは、座席がプラスチック製、車内広告が全く貼られてないという事くらいでしょうか。車内アナウンスや液晶モニターもベンガル語と英語対応でツーリストにも使いやすいですね。駅を越えるにつれてどんどん乗客が乗って来て、多くの方に利用されているのが実感としてわかりました。

ダッカメトロ(都市高速鉄道)

今後も急速な人口増加による交通渋滞や大気汚染の緩和に寄与すべく、他の路線の全面開業に向けインフラ整備が続くそうです。
日本の協力で建設された鉄道が、現地の方に受け入れられ、利用されているのが何より嬉しいですね。

※2016年に起きたダッカ市内襲撃テロで犠牲になられた日本人はこの都市鉄道事業に関わっていた方々です。改めて哀悼の意を表します。

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