11世紀、チベット仏教の復興に大きく寄与したベンガル出身の高僧アティーシャ・ディパンコル。
ヴィクラマシーラ大学僧院長であった60代でチベットに渡り、72歳にラサ近郊で亡くなるまでの間、チベットで仏法を広めました。
ダッカから南へ約50km、Bajrozogini(バスラヨギニ)にある一面田園風景の小さな村で1893年にアティーシャの生誕地発見以来、1978年に中国政府を通じてアティーシャの遺灰がバングラデシュ政府に返還され、ダッカにあるダルマラージカ寺に祀られていましたが、2010年にアティーシャ生誕地の地下約20mに遺灰が埋葬され、死後954年の時を経て、ようやく故郷へ還ったことになります。
埋葬地の真上に建造された仏塔内にはバングラデシュ製の仏像の他、チベット、ネパール、インドネシアから贈られた仏像が祀られていました。
今回、この寺の住職でチッタゴン出身のコルナノンドビッグ僧より様々なお話をうかがう機会を得ました。
この場所を中心にして、仏教大学や資料館などアティーシャの考えを広める様々な施設を建てたい考えがあるが、政府の支援だけでは足りず今後も国際的な支援が必要というお話でした。
チベットで活躍したベンガルの高僧アティーシャ。風の旅行社的には、もう間違いなく親和性が高いテーマなのです、はい。
アティーシャの生誕地、チッタゴン方面の仏教徒が多く集まる地を訪ねるツアーやりたいなぁ。早くもワクワクしてしまうのでした。
🇧🇩 風のバングラデシュツアーは、再開準備中です!
(※2024夏予定)