谷保天満宮の境内
谷保天満宮の境内
風の旅行社が休業に入って、早や二ヶ月が過ぎようとしています。
「ステイホーム」で家にいる時間がめっきりふえたクルーズ担当の西村です。
今は会社に出勤するかわりに、コープの配送補助や役所での申請受付業務などいくつかの副業をしつつ毎日過ごしていますが、こんなに長期間旅行の仕事から離れる日々が続くとは夢にも考えませんでした。
気がつくとじっとしていることがふえたので、仕事のない日には、三密を避けながら近所をあちこち散歩して身体を動かすようにしています。
今回はそんな私のお気に入りの散歩コースをいくつか紹介します。
【谷保天満宮】
平安の昔、菅原道真公をお祀りした京都の北野天満宮から勧請を受けたお社で東日本最古の天満宮といわれています。車の往来激しい国道沿いにありますが、鳥居をくぐり結界を越えると、背の高い木々に囲まれた神域に身も心も引き締まります。本殿に進むと学業の神様だけあって数多くの奉納絵馬が眼に入ります。初めてお参り来たとき、境内の周りでは鶏が放し飼いにされていてびっくりしました。天満宮なら境内のどこかに必ず鎮座している牛とは何か関係があるのでしょうか。
【国立大学通り】
谷保天満宮からJR南部線の踏切を渡って広い通りにでるとそこからJR中央線の国立駅まで1.5キロほどの南北に真っ直ぐ伸びた大学通りがあります。通りの中程の東側と西側には一橋大学の国立キャンパスがあり、その通りの両側に沿って美しい並木道が続きます。春には桜、秋にはイチョウが眼を楽しませてくれますが、新緑の今の時期も緑がとてもあざやかです。今は密集を避けての散歩になりますが、国立市民イチオシの散歩コースでもあります。
ようやく緊急事態宣言が解除になったものの、以前の生活が戻ってくるのかいまだ分かりません。むしろ試行錯誤しつつ新しいライフスタイルを探していくことになるかもしれません。そうなると旅行のスタイルもこれまでと同じというわけにはいかなくなるでしょう。それがどんなものなのか、どう準備すればよいのか、散歩をしながらこの与えられた時間にじっくり考え備えておきたいと思っています。お近くに来られることがあればお立ち寄りください。