講座名:11/21(土)都市公園でカワセミやエナガを探そう 井の頭恩賜公園
吉祥寺駅に集合して井の頭公園へ向かいます。風は強いですが、快晴で観察日和です。
まずは井の頭池で水鳥を観察します。井の頭池は数年前に「かいぼり」を行って、やってくる鳥たちにも変化があったようです。真っ白額のオオバンや、頭が赤茶色のホシハジロが浮かんでいます。カイツブリがつがいで鳴き合っています。冬になるとカイツブリは全体的に羽の色が薄くなってきますね。
池のほとりの樹の上にはカワウの巣があります。冬になってエサが乏しくなっても、主食が魚のカワウは繁殖期に突入できるのでしょう。近くの杭の上にもカワウがやってきました。樹の葉には、隠れるようにゴイサギが枝にとまって寝ています。
カワセミが池の木の杭にやってきました。「チーー」と鳴きながら飛んでいきます。都市公園にやってくる鳥は比較的距離が近くて観察しやすいのがいいですね。マガモが池の淵でエサを探しています。
弁天橋近くの樹の中でゴイサギの幼鳥(ホシゴイ)がいますが、全体はなかなか見えません。樹の高い枝にツグミが止まっています。渡ってきたばかりの時期は高いところにいることも多いようですが、しばらくして慣れてくると地上に降りてくるようになるようです。
後半は御殿山から野鳥の森方面で観察します。メジロやシジュウカラの混群がにぎやかです。ヒヨドリがイイギリの実を狙っているようです。コゲラも樹の上で忙しそうに動き回っています。
小鳥の森のバードサンクチュアリにやってきました。時々トラツグミが出てくるそうですが、そうタイミングよく現れてはくれないようです。日差しが暖かいからか、ルリ色の羽の帯が美しいルリタテハが樹にとまっています。エナガの群れも通過していきました。
最後に広場で鳥合わせをして終了。身近な冬鳥を観察できた一日となりました。次回は12/13(日)練馬 石神井公園です。
【今回観察できた鳥達】
マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ツグミ、ホンセイインコ