今朝、自分の息が白くなっていることに気が付きました。「日本から持参した“鍋の素”を使うタイミングだ!」と夕餉のレシピを決めたのもつかの間、午後には汗ばむほどの陽気になってしまいました。本日の天気は「最高25℃/最低12℃ ほぼ晴れ」だそうです。晩ごはん、どうしようかなぁ。
それはそうと、先週は2008年まで存続していた旧ムスタン王国を視察してきました。いろいろなところで「外界から隔絶された秘境(※)」なんて喧伝されていますが、ムスタン内にもジープ道が整備された現在は、外国人にとって比較的容易に旅行ができるようになったと言えるでしょう。風の旅行社でも「歩かずに行く 禁断の王国ムスタン探訪11日間」というツアーを設定しています。
一方、アクセスが容易になったのはネパール人にとっても大きなメリット。カトマンズやポカラから国内線も使わないため、手頃な価格で絶景と異文化を楽しめる場所として近年人気を博しているそうです。ネパール人であれば高額な特別許可証も要りません。
実際にかつての首都であるローマンタンを訪れてびっくり。ネパールの国旗を結びつけた大量のバイクがブンブン行き交い、これまた大量の大型バスがもうもうと砂塵を吹き上げつつ走り抜けています。同日にローマンタンへ投宿したネパール人は実に3,500人とのことで、この時期の在住者のおそらく10倍はいたはず…。どう考えてもオーバーユースです!
ただ、ネパール人に人気がある場所はムクティナートやローマンタンなど一部の地域に限られます。今回の視察でも静かな集落や良いロッジをたくさん見つけてきたので、かつての「秘境感」溢れるムスタンを存分に味わえるツアーを造成していきたいと思います。
※実は「秘境」という言葉は風の旅行社のNGワード。コロンブスが見つけた「新大陸」のようで好きじゃないのです。元々そこに住んでいる人からしたら秘境でも新大陸でもなんでもないですからね。
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藤谷法圓(ほーえん)2024.11.21 01:16 pm