シルクロードだより 第26便 トルファン④

今週もシルクロードから写真が届きました。
「トルファンからのお土産です」とのメッセージとともに。

トルファン近郊の墓地からの出土品1

トルファン近郊の墓地からの出土品1


私「これは何ですか?」
Z氏「もう1枚あります」
トルファン近郊の墓地からの出土品2

トルファン近郊の墓地からの出土品2


私「これもなんですか?」
Z氏「トルファン近郊の墓地から出土した『冠』です。2本のが女性用、1本のが男性用です。この前、ウルムチの博物館で見た岩絵の『冠』ですよ」
私「???」
Z氏のいう「ウルムチの博物館で見た岩絵」というのがこちら。
康家石門子岩絵(新疆ウイグル自治区博物館にて)

康家石門子岩絵(新疆ウイグル自治区博物館にて)

確かに、10月ツアーでウルムチの博物館を訪れた時、Z氏が熱のこもった説明をしてくれてたのを思い出しました。

宇宙人がお祭りをしてるようにしかみえない謎の岩絵ですが、よく見ると人型の絵の頭には、アンテナのような線が1本とか2本とか書いてあります。

私「このアンテナみたいなものがこれですか?」
Z氏「そうです、学者が書いた復元図も送りますね」と送ってくれたのが、こちら

トルファン近郊の墓地からの出土品(冠)の復元図

トルファン近郊の墓地からの出土品(冠)の復元図


Z氏「このアンテナみたいなものを付けた宇宙人の岩絵が、ここ新疆だけでなく、アルタイ山脈を越えてヨーロッパの方でも見つかってるようで、ずーっと謎だったのが、新疆トルファンの火焔山の近くのお墓(洋海墓地)の出土品で解明されるかもしれないんです。紀元前、楼蘭国などが繁栄していた頃、新疆にはヨーロッパ系の人々が住んでいたというのも筋が通ります。」と。

このアンテナ人間の岩絵が、ほかでもあるという・・・・どこにあるんだろう、見てみたい。

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