今週もシルクロードから写真が届きました。

トルファンの日曜バザールにて(2月)
コロナ禍で中止されていたトルファンのバザールが再開したとのことで、一度この「シルクロードだより」でも紹介いたしましたが、また別の区画を撮ってきてくれました。
ここは家畜の売買もやっています。
家畜バザールはカシュガルが有名で規模も大きいですが、カシュガルまで行けない方、トルファンでもチャンスありです。

トルファンの日曜バザールにて(2月)
いちごは今や人気のフルーツでトルファンのビニールハウスでたくさん作られているそうです。一時は高値で売れたということで、作り手が増えすぎたのか生産過多で値下がりして、今はバザールなら1㎏500円くらいで手に入るとか。しかし、パイナップルはさすがに、新疆産ではありません。地元で手に入らないものを売って利益を得る。シルクロードの原点ですね。
また、かごに詰め込まれてる鳩が映り込んでる写真があったので、Z氏に聞いたところ、「鳩の肉は精力増強に効くので人気がありますよ」とのこと。「やはり食用ですか?」と聞いてたところ、「観賞用もあります」と下の2枚の写真が届きました。左が観賞用で、右が食用だそうです。観賞用ならもう少し丁寧に扱ってあげたらいいのに・・・なんて思いながら、Z氏「鑑賞用鳩」について聞いてみました。

トルファンの日曜バザールにて(2月)
観賞用の鳩も、ウイグル人に人気があり、きれいな鳩は何万元もするそうで、いい鳩を育てると高値で売れるそうです。
そのために、自分の屋根の上などに鳩用の小屋を作って、何羽も餌付けをしながら育て、たまに、運動させるため、小屋から一斉に空に放つそうです。そして小屋に戻したいときは、小屋の前に餌を撒くと、ざーっと戻ってくるとのこと。
また、鳩の伝統的な使い方があるそうで、「頸椎(けいつい、首の骨)を痛めたときは、鳩を飼え」と言われるそうです。鳩を飼って、空に放ったときに鳩の飛び回るのを見上げていると首の運動にいいとのこと。冗談かと思いましたが、Z氏の知人も実際、それでよくなった人がいたそうなので、効果はあるようです。(個人的感想です)
ぜひトルファンのバザールで鳩を見かけた時は思い出してみてください。