シルクロードから写真が届きました。

ベゼクリク千仏洞 火焔山にもほど近い場所にあります
今回はトルファン郊外のベゼクリク千仏洞からです。
中国シルクロードツアーでも、必ずと言っていいほど訪れる千仏洞の1つです。
6世紀ごろから開削されたようですが、現在残っている大半が9~11世紀、古代ウイグル人が深く仏教に帰依していたころのもの。
Z氏曰く、「残念ながら保存状態は敦煌などには及ばない」と。
「日本の人が興味をもちそうな石窟はありませんか?」と聞いてみましたら
2つの特別窟(有料:現在1人300元/窟)を教えてくれました。
1つは、15号窟。

デジタル復元でよみがえった15号窟の壁画(龍谷ミュージアムにて)
NHKや龍谷大学などが中心となって、デジタル復元に挑んだ窟で、NHKの新シルクロードシリーズでも紹介されましたので、どこかで見た方も多いのではないでしょうか?
もうひとつは9号窟。

ベゼクリク千仏洞 9号窟の入口
窟の中央に屋根を有する建物があり、その周りを回れるようになっていて、正面にはかつて仏像安置されていました。見どころ?は、左の壁。ここに修行僧があふれていたころ、熱心な信者が、施主となって仏像や壁画を作成させてたとのこと。その施主の名前が書かれているところに、大谷探検隊の隊員が名前を落書きしているというのです。
お金を出して名前を書いた人の横に、文化財を持ち帰って名前を残すというのは、申し訳ない気持ちがあって気がすすまないかもしれませんが・・・。
そのような歴史的事実も含めて、知っておきたい方は、ぜひ、有料窟も覗いてみてください。
ちなみに、一般窟(いわゆる入場券で見学できる窟、追加の料金を払わなく公開されてる窟)が7つあります。その1つ33窟も有名です。お釈迦様が亡くなられた時、周辺の8つの国の王が駆け付け、仏舎利の奪い合いになりかけたときの絵「八王分舎利図」だそうです。入滅されたお釈迦様が描かれた部分が下にあったはずですが、残念ながら、はぎとられたようです。さて、一触即発だった八王のその後ですが、結果的には仏様の教えに従い、仲良く舎利を分け合ったとのことです。めでたし、めでたし。

ベゼクリク千仏洞33窟 八王分舎利図
2025年、トルファンを訪れるツアー!
蘭州・敦煌・トルファン・クチャ
出発日設定2025/03/07(金)~2025/10/22(水)
ご旅行代金548,000円~626,000円
出発地東京、大阪
トルファン・クチャ・カシュガル・ホータン
中国シルクロード 天山南路とタクラマカン砂漠とパミール高原9日間
出発日設定2025/05/21(水)~2025/10/15(水)
ご旅行代金497,000円~508,000円
出発地東京・大阪
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