生活のリズムが変わると、体が適応するのに時間がかかるようだ。自宅にいよう!は当然だから土日はそうしているが、どうしても運動不足になる。しかし、平日は会社に行っているから、それ程リズムが変わっているわけではない。10時過ぎに出勤して17時30分に終了帰宅。電車は、なるべく空いている各駅停車を選び、弁当をもって家と会社を往復する毎日だ。会社からどこかへ出かけることも、4月に入ってからはハローワークくらいしかなくなった。夜のお付き合いもなくなり19時前には帰宅しているから、極めて健康的な日々を送れるようになった。
しかし、休日の運動不足には参るし、ストレスが溜まって仕方がない。先週は、自転車で、周囲2キロほどある近くの公園道路の周回道路を2周した。自転車なら、密になることはないし、マスクもしていられる。当面はこれで運動不足を解消しストレスも多少は発散できそうだ。戸外にでて陽を浴びることで体も心も健康になれるような気がする。
今までは、断捨離などする気にもならなかったが、今は時間がいっぱいあるから家中を片付け断捨離に挑戦している。最初の内は張り切ってやっていたが、今は、すっかり興味を失い飽きてしまった。やっぱり楽しくない。目標がないのだ。時間はたっぷりあるからゆっくりやろう、ということになったら急にスピードが落ちてきた。ゆっくりだらだらしていると逆に疲れる。こんなにも、勝手でいい加減な人間だったのかと自分に嫌気がさす。
風のスタッフたちは、だいぶ生活リズムが変わっている。NHKのニュースでも取り上げられたが、かなりのスタッフが副業を始めた。シラス漁師の手伝いという珍しさに取材に来たNHKの記者は飛びついたが、ビルのメインテナンス、生協の戸配の補助、酒蔵の現場、NPOの手伝いなど実に様々だ。一番多いのが警備の仕事である。既に3人。さらに増えそうだ、夜勤もあるというから生活スタイルが様変わりしてしまう。体が心配だ。
2003年、弊社はSARSで夏季に7割の売り上げを失い大きな打撃を受けた。立ち直るのに5年を要した。今回は、それ以上である。とにかくスタッフの理解と協力なくして乗り切れない。私は、スタッフには、「かなりの長期戦になる。大変、厳しいが、各自、じっくり構えて耐えてほしい。くれぐれも感染しないように気を付けてくれ」。とお願いしている。
願いは一つです。何とか、この危機を乗り越えて、また皆さんに旅を届けたいと思います。