GW最終日、5/4に帰省した長男と、立川に出てお昼でも食べようと思い、行きつけのイタリアレストランへ行った。店は昼時で混んでいたが、運よく一つだけ開いていたテーブルに座り、ミネストローネスープとパスタを頼んだ。飲み物は、ノンアルコールビール。話も弾まず、食べ終わって早々にレストランを出た。デパートもやっておらず、長男とは駅で別れて帰宅することにした。
仕方がないことだとは思うが、何が真実で、何が正しいのかさっぱりわからないこの状況にタメ息しか出ない。
ここに来てインドの変異種の話が頻繁に出てくるようになった。英国の変異種は、現在のワクチンの効果がほぼ保たれると判っているようだが、このインドの変異株は、アジア人の抗体をすり抜ける傾向があり、ワクチンが効かなくなる可能性があると心配されている。
したがって水際対策が重要だが、何故か、日本の新型コロナに関する水際対策は悉く失敗してきた。現在、日本に入国できるのは日本国籍を持つ帰国者か在留資格のある一部の外国人に限定されており、且つ、以下の4つが義務付けられている。
- 出国前72時間以内の陰性証明書
- 誓約書
- スマホアプリ3つ(OEL, COCOA, Skype or what’s app)
- ウェブでの質問表提出とQRコードのスクリーンショット
但し、変異種が流行しているような国・地域からの帰国の際は、入国後3泊4日のホテル滞在が義務図けられ、最終日に陰性なら自宅へ帰れるが、その後も自主隔離になる。隔離期間となる14日間は「11時までに体調に関するメールが来るので、14時までに返信するように」といわれるそうだ。しかし、返信がない場合もかなりあると報じられている。
日本政府は、14日間の自主隔離は絶対に外せないといいつつ、どうしてこんなやり方をしているのか私には理解できない。英国の変異種はもはや日本中に広がってしまった。インドの変異種の流行は何としても止めなくてはならない。しかし、このやり方では、おそらく止まらないだろう。未知のウィルスだから仕方がないとう言い訳はもはや通じない。
緊急事態宣言でも、観光地は多くの人でにぎわい人流はあまり減っていない。何故か、政府がやっていることが、ちぐはぐだから何故自粛しなくてはならないのか理解できない。誰しもがそう思っている、オリンピック・パラリンピックだけが特別だといわんばかりのやり方は、全く理解できない。不思議でならないが、何を忖度委しているのかオリ・パラ中止または延期を進言する知事は少ない。
知事には、県民の健康と安全を守る義務があるはずだ。当然だが、国にはもっと重い責任がある。ならば、誰がオリ・パラを止められるのか、おのずと分かるだろう。アスリートの皆さんの思いには反するだろうが、私は、是非、冷静になってこの事態と正対すれば、必ず中止または延期という結論に至る信じている。