明日6/24(金)から、2年3か月振りに海外ツアーが出る。モンゴルツアー「ほしのいえセレクト乗馬」である。ご参加者は4名。添乗員を付けると赤字になるが、現地スタッフも長きに亘って旅行の仕事をしておらず、日本帰国前のPCR検査も含め予期せぬことが起きるかもしれないので、弊社のモンゴル担当が同行することにした。いずれにしても、ご参加くださるお客様には心から感謝申し上げたい。
今日の午後、訪日外国人を受け入れているインバウンドオペレーターの集まりに出てきた。モンゴルに比べたら、日本のツアー実施はとても大変である。先日、観光庁がまとめた「外国人観光客の受入れ対応に関するガイドライン」を守らなくてはならないが、それがまた大変厳しい。
例えば旅行業者等は、ツアーの参加者に対して以下の内容を説明し同意を得ることになっている。
- 基本的な感染防止対策(①マスク着用、②手指消毒、③3密の回避)の徹底
- 民間医療保険への加入
- Visit Japan Web への事前登録及びファストトラックの使用
- 上記に従わない場合、参加・継続が認められない可能性がある旨 等
インバウンドツアー実施中、添乗員は
- ツアー開始時、感染防止対策についてイラスト等を活用して説明
- 感染防止対策の遵守(マスク着用が必要でない場面も含む。)に関する場面ごとのこまめな声かけや注意喚起
- 発熱等の症状がある場合の報告を要請
- 陽性者発生時における濃厚接触者の範囲の特定等を適切に行うため、ツアー参加者の行動履歴を保存すること。(※飲食店における座席配置の固定化等により、濃厚接触者の範囲を最小限に抑制
こうしたことをしなくてはならない。もし感染者が出たらその方はもちろん、濃厚接触者も特定してケアしなくてはならない。日本人や日本在住者の外国人が日本国内を旅行する場合、旅行形態や内容の制約は殆どない。同じ旅行なのに、訪日外国人に対するこの厳しさには少々驚いてしまう。
インバウンドオペレーターの方々も、果たして外国人がこの内容に従ってくれるのかとても不安だろう。特に、ホテル宿泊中の夜の自由行動までどうやって規制するのか、途方に暮れていた。しかし、国の決め事だから暫くはこれを粛々とやるしかない。秋以降にでも次第に緩和されていくことを期待したい。