ツーリズムEXPOジャパン開催

ツーリズムEXPOジャパンが、9/22-9/25の4日間、東京ビックサイトで開かれた。東京での開催は4年ぶり。47都道府県、78の国・地域が出展し、旅行業界としては久々に賑やかな集まりとなった。特に、国連総会に参加していた岸田首相が、9月22日にニューヨークで記者会見を開き、1日5万人しか入国を認めないという入国人数の制限を撤廃し、VISA相互免除も再開するという水際対策の大幅緩和を発表したので、EXPO2日目の9/23は、会場全体にあちこちで嬉しそうに談笑する姿が見られた。

とはいっても、10/11からの実施だから少々じれったいが、2年半続いているコロナ禍の出口が漸く見えてきた。残念なことに、インバウンドでは最大顧客の中国が開かないから期待感は半減しているものの、地方の観光施設や旅館、レストラン、土産物屋などは安堵しているに違いない。海外旅行もこれで、航空便が増えるから、私たち海外旅行を主な事業とする旅行会社もやっと本格的に仕事ができると期待感が膨らんでいる。

実は、私はツーリズムEXPOの事務局のメンバーの何人かとは10年来の付き合いだが、コロナ禍で彼らイベント業界に携わる人たちも、私たち同様、困難な状況を強いられてきた。彼らのこの2年半の苦難を思うと、今回の4年ぶりの開催は、もう開催にこぎつけたというだけで胸が熱くなる。

今年は、そんな彼らに労いの一言も掛けたいと思い、9/25の最終日のクロージングの式にも出た。正直に言えば、私自身、コロナ以前は分担された役割をこなすだけになっていたが、今回は、一つ一つのプログラムに出るのが嬉しく、このクロージングの式もスタッフたちのほっとした笑顔が数多く見られて大変よかった。

彼らは、今週は休んで来週からは、来年に向けて始動するそうだ。どこかへ旅行にでもいって充電して来いよ!と私は思うが、イベント業界の人たちは、ゆっくりするのが苦手らしい。いつも時間、期限、目標達成に追われている。そのくせ徹底した裏方で表に出ることはない。傍目には、とてもしんどそうな仕事に映るが、彼らは、どうもそのプレッシャーを半ば楽しんでいるかのような節がある。好きでなきゃ続かない。そういう点では、私たちとよく似ている。

ツーリズムEXPOは、来年の10月には大阪で開催される。もう、その頃には完全にコロナから脱していたいものだ。事務局メンバーも、体を壊さないよう気をつけて頑張っていただきたい。

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