東京の空は広い

今日も寒いがいい天気だ。白い富士が青空に映えて美しい。この一面に広がった美しい青空を見ていると、これが東京の冬の空だと感じる。東京の空は広い。私が育った南信州に比べるととにかく空が広い。山がないから私にとっては物足りないし少々落ち着かないが、空の広さには感動する。

寒いといっても東京の最低気温は零下には中々ならない。零下10度、15度にもなる地方に比べたら東京は天国のように温かい。しかも、雪も殆ど降らない。ここ一週間ぐらい日本海側はドカ雪で大変なことになっているが、東京でのんびりこんなことを書いていると申し訳ないような気がする。

私は、19歳までは南信州の飯田市に、学生時代に中信の松本市に1年間、教員の時に東信の丸子町に2年間住んだ。いずれも信州だから東京よりはかなり寒かった。中でも松本市は内陸性気候として有名で零下10度を下回る日が続く。なんといっても、冷蔵庫を卵や野菜の凍結防止のために使うのには驚き感激した。だから、寒さに慣れているし、東京の冬など冬じゃないくらいに思っていた。

ところが、ここ数年は寒いと感じることが多くなった。若いころと大して変わっていない服装が原因かもしれない。防寒用の下着をしっかり身に着ければいいのだろうが、そうすると電車や屋内では暑くて汗をかいてしまう。人一倍汗っかきのせいだが、冬の汗は体を冷やすから始末に悪い。

さて、このメールマガジンも今回が本年最後だ。早、年が暮れようとしている。今年もコロナに振り回された。それでも昨年、一昨年とは違って、条件付きだが4月には海外観光旅行も解禁になり、夏には3年ぶりにモンゴルツアーが実施できた。私も、8月にモンゴルへ行くことができたが、帰国前のPCR検査で陽性になりモンゴルのホテルで暫く過ごす羽目になった。

10月11日からはワクチン接種3回を条件に帰国前のPCR検査も不要となり、“これで海外旅行も本格的に再開だ。さあネパールツアーを売ろう”と張り切ったが、日本ではコロナへの警戒感が消えず、海外旅行熱に火が付かないまま、今も低迷が続いている。それでも、今年は、海外旅行が再開できたのだから良とし、来年に期したいと思う。

本年、弊社の海外ツアーにご参加いただいた皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。来年も、よろしくお願いいたします。

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