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「ほしのいえ・モリンスクール」から乗馬をはじめよう!
「ほしのいえ・モリンスクール」は「ほしのいえセレクト乗馬」および「ほしのいえ草原乗馬学校」に参加されたお客様で未経験者~初心者の方に必ず参加していただく、初心者用(未経験者用)乗馬プログラムです。(ちなみに、モリンとはモンゴル語で「馬」の意味です)
日本の乗馬クラブで行われている初心者用のレッスン(★1)を参考に、モンゴルの馬に乗ることを想定して考案した風の旅行社オリジナルのプログラムです。5日間のツアーでは乗馬3日目に常歩~速歩まで(人によっては駈歩まで)、6・8日間のツアーでは乗馬3日目以降に駈歩ができる事を目標にしています。(★常歩・速歩・駆歩について)
参加者は未経験者~初心者限定だから安心
一般的な乗馬ツアーはツアーのお申し込みの段階から未経験者と経験者をわけた募集の仕方をすることはほとんどありません。仮にそうした募集の仕方をしたとしても、受け入れ先のツーリストキャンプや乗馬スタッフの数の関係で結局は一緒になってしまう、ということが殆どなので、初めての方も経験者のペースに巻き込まれてお尻や腰を痛めるケースも少なくありません。
風のモンゴルの「ほしのいえ・モリンスクール」は参加者を未経験者~初心者に限定。馬への近づき方や乗り降りから丁寧にレクチャーするので無理なく上達可能です。
「一般的な乗馬ツアー」との違いはココ!
風の旅行社では、モンゴルで安全に乗馬をする事に真剣に取り組んでいます。現地モンゴル支店やスタッフたちと、これまで20年以上の長い年月をかけて培ってきた経験と自信があります。モンゴルでの乗馬は風の旅行社にお任せください!
モリンスクール | 一般的な乗馬ツアー | |
---|---|---|
対象 | 未経験者〜初心者 | 未経験者〜上級者 |
参加人数 | 「ほしのいえ乗馬学校」:6名限定 | 2名~16名 |
「ほしのいえセレクト乗馬」:原則6名以内 | ||
座学 | あり | なし |
実技指導 | 専属スタッフが丁寧に教えます | プログラムといったものは特に無し |
草原での宿泊 | ほしのいえ(風のお客様専用) | ツーリストキャンプ(世界各国の観光客が利用) |
オリジナル修了証 | 「ほしのいえ乗馬学校」:あり | なし |
「ほしのいえセレクト乗馬」:なし |
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オリジナル鞍
長年の経験から、乗る人のお尻にも馬の背中にもやさしいオリジナル鞍を用意しました。
チャップス
あぶみの当たるスネとくるぶしをガードしてくれます。これで乗馬ブーツを買う必要はありません。
ヘルメット
万が一の落馬時、頭を衝撃から守ってくれるCASCO社製乗馬用ヘルメットをご用意。
エアジャケット
事前膨らませ式のプロテクター。クッション性が高く、ボンベ式のような破裂音が出ず馬にも優しい。
モンゴル乗馬 服装のアドバイス
モンゴルの乗馬には決まった服装はありません。
大事なのは見た目よりも合理性、特に初めての方は動きやすさ、快適さを考えましょう。
point 1服装
柔らかくて動きやすく、汚れたり破れたりしてもいいものを。日焼け対策として、暑くても襟付き長袖長ズボンを。下はジャージやチノパンがオススメ。 ジーンズは縫い目が擦れて痛くなるので、オススメできません。
point 2軍手
手綱で擦れることがあります。滑り止め付きなら尚良いです。
point 3お尻プロテクター
一般的な日本国内での乗馬と異なり毎日4時間以上乗馬を楽しみます。そのため、お尻を守るためのプロテクターなどを用意されると、より安心して乗馬を楽しむことが出来ます。
point 4足もと
スネとくるぶしをガードする特製サポーター(チャップス)があるので靴はふつうのスニーカーでOKです。靴底に厚みがあったり靴底が極端にギザギザしているものは、あぶみに引っかかっていざというとき抜けにくくなるので避けましょう。
point 5雨具
防水性の高い上下セパレートタイプのもので、色は地味なものが最適。
快適な滞在をサポート
モリンスクールは風の旅行社直営キャンプ「ほしのいえ」というしっかりした環境と、専門の乗馬スタッフがついてオリジナルプログラムをお教えできるという、2つの条件が重なってようやく出来たプログラムです。しかも人数を少数に限定している、他のツーリストキャンプではマネができない内容です。
毎年、日本で研修を行って日本語がめきめき上達中のキャンプ長ムンフツェツェグ(愛称:モチコ)と、同じく日本の乗馬クラブで研修経験のある乗馬リーダーのザヤー、「ほしのいえ」のベテランコックデギー(写真中央のエプロンを着た女性)をはじめとするベテランスタッフがきめ細やかな対応をしています。
「ほしのいえ・モリンスクール」の大まかな流れ
STEP 1 乗馬の前に
乗馬が始まる前に「エアジャケット」(乗馬用プロテクター)やすね当て(チャップス)などをしっかり身につけているか、乗馬中に取れてしまうようなアクセサリーなどはないかなどをチェックします。モンゴルの乗馬はちょっとした事が落馬につながるのでとても大事なポイントなのです。
普段、馬と触れ合うことのない私たちですから、まずは近づき方や乗り降りの練習から! ご覧の通り背の低い馬ですので高さに慣れるのも早いです。
STEP 2 馬に慣れる
乗馬をしたことのない方ははじめのうちは馬に跨るだけでも緊張で体が硬くなります。馬の背に揺られることに慣れるためにはとにかく常歩(なみあし)をしっかりやること。最初はスタッフが引き馬をしながら時間をかけて歩きます。常歩が全ての基本です。
STEP 3 いよいよ大草原へ
緊張がほぐれてくると徐々に視野が広がってきます。草原の景色が楽しめるようになるまで、馬を刺激しない程度に馬上でかるく身体を動かしてみたりして可動域を少しずつ広げます。リラックスしてきたら、最初はスタッフの引き馬で、その後は自分の操作で草原に出ていきます。まずは馬をコントロールするというより、馬とリズムを合わせながら、体重をしっかり鐙(あぶみ)に乗せる事が出来るようになるのが目標です。
STEP 4 大草原の風になる
平地だけでなく、丘を登ったり降りたり…。様々な地形にも慣れてきたら、徐々にスピードや距離を伸ばします。鐙の上でしっかりバランスをとれるようになり、速足(はやあし)をしながらでも周りの景色が楽しめるようになる頃にはきっと、草原を気持ちよく駈けているはず!
用語集・補足のご案内
★1 日本の乗馬クラブで行われている初心者用のレッスンを参考に・・・当然ながらモンゴルの馬と日本の馬(サラブレッド)は違います。ですから、モンゴルで乗馬ツアーを行っている、モンゴル乗馬をよく知るクラブで研修を行ってきました。モリンスクールプログラムは風の旅行社オリジナルのカリキュラムです。
★2 常歩(なみあし)・・・スピードが一番おそい歩ませ方です。上下の揺れは軽く、まずはこの乗り方に慣れる事からモンゴル乗馬は始まります。
★3 速歩(はやあし)・・・馬の揺れがもっとも大きく「テッテッテッテ」と進んでいる状態。モンゴル乗馬の場合は腰を浮かせて鞍にお尻を打ち付けないように立ち乗りで乗るのがコツです。これが出来れば乗馬がぐっと楽しくなります。がんばって習得してみてください。
★4 駆歩(かけあし)・・・「パカラッパカラッ」とスピードが出ている状態です。この状態になると速歩時の上下の細く激しい揺れから、おおきくゆったりした揺れにかわります。これが楽しんでできるようになれば乗馬学校は卒業。大草原を駆けることこそ、モンゴル乗馬の醍醐味といってもよいでしょう。