モンゴルの首都ウランバートルで市内観光をしようと思ったときに、どこに行くか問題。 いくつか観光スポットはありますが、今回は家族旅で人気の高い『モンゴル自然史博物館』をご紹介します。
恐竜博物館? 自然史博物館?
ウランバートル市内の中心部にある自然史博物館は、以前は恐竜博物館と呼ばれていました。その当時は名前の通り恐竜の化石の展示がメインでしたが、2019年7月に「自然史博物館」に統合されました。現在は「自然史博物館」と呼ぶのが正解です。
昆虫、鳥類、哺乳類、あらゆる生き物を網羅
自然史博物館になったことで恐竜の展示は縮小してしまったものの、そのぶん他の生き物について知ることができるようになりました。昆虫の標本をはじめ、鳥類・哺乳類の剥製も豊富です。なかなか近づいて観察することができない野生動物たちの大きさを体感できる機会は、そうありません。
個人的に一番印象的だったのはこちらの写真中央に位置する「タス」。草原では猛禽類の姿をよく見かけますが、こんなに大きい種類のものもいるのか…! とスケール感の大きさや、それが成立する生態系の豊かさに思いを馳せてしまいました。
もちろんオオカミやモウコノウマ、大きな角が特徴のヤギ・アルガリ等も展示されています。
地球誕生を学びながら休憩も
自然史博物館ですから、なんと地球の誕生も取り扱いの範疇です。ちょっと歩き疲れて来たかなーと思い始めた頃にちょうどよく映像展示のエリアがあるので、クッションにもたれながら小休憩をいれることもできます。
建物一階の入り口付近には売店もあるので、飲み物を買いたい場合はそちらへどうぞ。ちなみにお手洗いは地下一階にありました。
生き物好きならぜひ一度行ってみては
かつて恐竜博物館があった場所にある「自然史博物館」。恐竜マニアには残念な変化かもしれませんが、生き物好きとしては却って多種多様な姿を間近に見ることができて面白くなった場所だと思います。市内観光があるツアーに参加される際は、ぜひリクエストしてみてくださいね!