添乗ツアー名 ●ほしのいえセレクト乗馬6日間(2023年9月)
2023年9月1日(金)~2023年9月6日(水)
文・写真 ● 本間美郷(東京本社)
今年最後のモンゴル乗馬ツアーに行ってきました!
去年は9月上旬に雪も降り、朝方はかなり冷えるという情報を聞き、お客様には出発前に何度も寒いから防寒着のご準備を!と、お伝えしていたのですが、行ってみれば暖かいどころか、日中はTシャツ短パンでも良いくらいの晴天が待っていました。皆さんの日ごろの行いのおかげでしょうか。
壮大な星空を全身で感じよう
今回は満月の直後だったため、星はあまり見えないだろう思っていたのですが、嬉しいことにその予想は外れ、天の川もくっきり見えるほどの満点の星空や、遠くの丘から登ってくる大きな大きな月も見ることができました。ほしのいえ以外は人工のライトがなにも無い、ただただ広い草原で感じる夜空はとてつもなく広く大きく神秘的で、宇宙や地球を全身で感じることが出来る素晴らしい瞬間でした。
4日間パートナーになってくれる逞しい馬たち
4日間乗馬させてもらう馬たちは遊牧民の方から貸していただく大切な相棒です。遊牧民の馬たちは種馬のリーダーオスを中心に15~20頭の群れを作ります。下の写真の長いたてがみを持つ馬がリーダーオスで、一生たてがみを切ることは無く、この長いたてがみで狼などの天敵を威嚇するそうです。そしてたてがみが短く切られているのが去勢馬で、右の少し長いたてがみがメス馬です。モンゴルでは乗馬用に使われる馬は去勢馬だけで、メス馬は仔馬を産み育て、馬乳酒を作るため、乗ることはないそうです。
頼もしく優しいモンゴル人ガイドたち
乗馬は午前午後とどちらも2時間〜3時間とたっぷり乗馬三昧のセレクト乗馬ツアーですが、それを支えてくれているのは、素晴らしいモンゴル人ガイドたちのおかげです。日本語が話せるガイドもいるので、安心して、安全に乗馬を楽しむことができます。みんなとてもフレンドリーで笑顔がかわいいガイドたちですが、仕事中はしっかりと参加者の安全を守るために目を光らせてくれます。大きな体で力持ち、バリバリ走り回って動いてくれます!
草原で異文化交流?!
昼食後の中休みには、ガイドたちが張ってくれたテントの木陰でのんびりおしゃべりをしたり、ゴルフや弓矢が始まったり、急に筋トレ大会やストレッチ大会が始まったりと、参加者同士、モンゴル人ガイドたちとも交流を深められます。
自分のレベルに合ったチームで乗馬体験
ツアーでは参加者のレベルに合わせて、初級、中級、上級と分けて乗馬を行っています。初日は参加者も馬たちも初めましてなので、みんながドキドキ、ちょっと緊張感を感じる雰囲気でスタートしますが、回数を重ねるごとに馬も人も緊張感がほぐれていきます。最終日にもなると、初級チームのみなさんも駈歩にチャレンジします!上手な方は途中でチームを上がることも!
※駈歩とは馬の歩き方のひとつ。例えるなら常歩(なみあし)がゆっくり歩き、速歩(はやあし)が少し小走り、駈歩(かけあし)はパカラパカラと走る状態のことです。
空っぽで来て満タンになる
モンゴルの乗馬ツアーでは、よくお客様に、難しい事は何も考えず、空っぽで来てくださいとお伝えしています。見渡す限りの広大な大地の中にポツンと何件かの白いゲル。遠くには白や茶色の塊にみえるヤギやヒツジ、牛や馬の群れ。そして夜になれば信じられないほど見える満点の星空。現地スタッフたちの温かい歓迎と美味しいごはん。電波も届かない草原では、日常の慌ただしさをすっかり忘れ、どっぷりこの場所を楽しむことに専念できます。今年も無事にモンゴル乗馬ツアーが終了しました。また来年、あの場所に皆様と一緒に行けることを、風の添乗員一同楽しみにしております。
コメント一覧
Mie Shimura2023.09.19 07:03 pm
スタッフの声2023.09.20 10:04 am