京都の松尾大社(西京区)といえば、京都最古級の神社として、また酒造りの神様を祀っていることとして知られており、近くの嵐山観光とあわせて訪れたことのある方もいらっしゃるかと思います。
先月末に、その松尾大社のお祭り「幸神祭 」(外部リンク)がありその中のハイライトでもある神輿が川を渡るという「船渡御(ふなとぎょ)」を見学してきました。
寺社から六基の神輿が巡行し、下流に位置する桂川では、稚児や神輿を乗せた渡し船がゆっくりと対岸へ向かいます。
大人数の担ぎ手の掛け声が川岸で一旦消え、その後見るからに重量感のある神輿が、木船に乗せられます。遠目では穏やかそうに見える水流の中、船頭さんがまずは上流に向かって船を漕ぎ(実際は相当な力が必要かと思いますが)、その後ゆっくりと旋回して進んでいきました。
最初に川を渡る木船
最初に上流へ舵を切り、その後、旋回しながら下流へ向かい対岸へ。
4年ぶりに本来の形式での開催となり、私も近くに住んでいながら初めて間近で拝見。非常に新鮮且つ厳かな気持ちになりました。ようやく新型コロナも5類に移行し、今まで控えていた行楽、お祭り見学などもできるような環境となってきましたね。今年は、まずは近場の伝統行事などを改めて見学・参加したいと思っています。