今年のゴールデンウィークは添乗業務もなくお留守番組でした。
日本国内は連休休みの日本人とインバウンドが重なりどこも混んでいましたね。
そんな中、前半は大河ドラマで盛り上がっている京都・宇治へ、後半は地元の奈良で過ごしました。
現在奈良国立博物館では「空海KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界」が開催中です。
空海生誕1250年を記念して、空海や密教にゆかりの至宝を一堂に展示しています。
一番の見所は京都神護寺の「国宝・高尾曼荼羅」。
空海自身が直接制作に関わった現存唯一の両界曼荼羅で、約230年ぶりの大規模な修理後初の一般公開となります。
まず4メートル四方の大きさに圧倒され、重厚感漂う雰囲気に信仰の重みと歴史の流れをひしひしと感じられました。
高尾曼荼羅以外にも密教に関わる国宝がこれでもかというくらい、しかも斬新な見せ方で展示されていますので、会期中お時間あれば是非訪れてみてください。
奈良博から大通りを渡ってすぐの奈良県立美術館では「特別展 小川晴暘と飛鳥園 100年の旅」が開催中。
小川晴暘は奈良に仏教撮影専門の写真館「飛鳥園」を創業した写真家です。
東大寺をはじめとする奈良の寺院の仏像がどれも激渋なショットで写真に収められており、”モデル=仏像”のポートレート写真展のようでした。
が、その中でも一番かっこよかったのが、中国・雲岡石窟の前で座禅を組んでいる着物姿でまるで侍のような小川晴暘の記念写真。(是非みてほしい・・・)
奈良の仏像以外にも、中国や韓国、カンボジア、インドネシアなどアジアの文化遺産の写真も多数あり、明治から昭和を生きた小川氏の作品にふれることができます。
どちらも6月までの会期となっていますので奈良博、県立美術館セットで訪れることをお勧めします!
コメント一覧
藤谷法圓2024.06.01 07:01 am
スタッフの声2024.06.03 10:26 am