ハンテングリにびっくり<キルギスにて>

キルギスに行ってきました。
今回はイシククル湖から南へ。中国と国境と接するナリン州です。
実はここに来るのは2017年以来。その時は中国から国境を越えてきました。
中国側の国境が現地時間13時半から長い昼休みに入るから、それまでに国境を抜けてしまおうと、早朝カシュガルを出発して所定の時刻前に国境まで来ていたのに、中国国境で謎の足止めを食って、彼らの昼食時間(約3時間)の間、国境手前の3,000mの高地で待たされたのでした。それも、キルギス入国後にランチボックスの昼食を予定していたので、私たちは昼食なしで3時間待ちです。そんなこんなで、キルギス入りと昼食時間が遅くなり、そのため、暗くなってから、ようやくナリンにたどり着いたのでした。

「今年は、いいホテルができたのでそこに泊まりますよ」とガイド氏からも聞いていたので楽しみにしていました。その名も「グランド・ハンテングリ!」なんてったって、グランド!です。悪いはずがない、と心躍る私。

2022新築のグランド・ハンテングリ(ナリン)

2022新築のグランド・ハンテングリ(ナリン)


ホテルへの道の両側は緑のスペースを取った余裕のある配置。
建物も立派な4階建てだ!
まずまずの田舎町なのだが、エレベーターもあるので年配の方にも安心。
部屋の中もきれいで、お湯もしっかり出る。湯沸かしポットもあれば、ナイトガウンもあるではないか!
夕食は敷地内のレストランということで、出かけたのだが、そこでデジャブ―。
きれいな塗装が施されていましたが、建物内の雰囲気、区割りが7年前に夕食を食べたゲストハウスの食堂そっくりだったのです。
7年前に泊まったゲストハウス「ハンテングリ」

7年前に泊まったゲストハウス「ハンテングリ」

新築ホテルの建物に戻る際、よく見てみると、7年前に泊まったゲストハウスの建物がそのままの残されていました。そう、当時のゲストハウスの名前は「ハンテングリ」。それが隣接する敷地にクラスアップしたホテルを新築したのでした。当時は、扉が閉まらない、鍵がかからない、とイマイチな宿でしたが、今回は文句なしのホテルに生まれ変わっていました。

※ハンテングリはキルギス、カザフスタン、中国の3つの国の国境に立つ天山山脈第2にの高峰。ハン=ハーン=王様、テングリ=天、空、つまり『天の王様』の意味です。

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