今回の出張で利用したのはネパール航空。成田からカトマンズまでダイレクトフライトです。
私は2020年3月2日の定期便就航初日に搭乗する予定だったのですが、家族が発熱したため泣く泣く前日にキャンセル(結局、ただの風邪だったというオチですが)。それ以来、なんと2年半ぶりにリベンジを果たす形となりました。
荷物の重量制限35kgを優に超えているであろうダンボールの山を横目に、30リットルのザックひとつしか持たない私は素早くチェックイン。カウンターに並んでいる95%以上はネパール人のようでしたが、きっと、みんな久しぶりの里帰りなのでしょう。嬉そうにうろちょろする子どもたちは実に微笑ましいものでした。
搭乗後、ほとんど遅延もなくテイクオフ。機材はエアバスA330という新造ワイドボディ機であり、「マカルー」というヒマラヤの高峰がニックネームとして与えられています。
はじめて乗ったネパール航空の感想は、普通。びっくりするくらい、普通。アルコールの提供こそないものの機内食はスムーズにサービスされ、個人モニターでは日本の映画も視聴可能。エコノミークラスのシートピッチもごくごく通常サイズであり、各座席にはAタイプのUSB電源すら付いています。
少しはハプニングやアクシデントがあるのを期待していた(失礼!)のに、拍子抜けするほど快適な空の旅を楽しめました。
あえて苦言を呈するなら、茶色ばっかりの機内食と、うっっっすいコーヒーをどうにかして欲しいくらい。本音では機内でエベレストビールを痛飲したかったのですが、 一応、仕事ですからね……。
日系キャリアがカトマンズへ乗り入れていない現状において、直行便を希望する場合はネパール航空利用に限られます。片道7時間ほどでネパールに行けるメリットは非常に大きく、その魅力は唯一無二だと言えるでしょう。
ただし、ネパール航空は利用にあたって少々留意すべきポイントがあります。
- チケットがPEX(正規割引航空券)しかないため予約後即発券が必要
- スケジュールが週3便のため日程に融通が利かない(2022年8月時点)
- 成田の出発が早いので前泊が必要になるケースがある
特に「1.」の理由から募集型ツアーの利用航空会社にネパール航空は設定しておりませんが、ご希望によってキャリア変更のアレンジを承ります。
上記のちょっとしたクセだけ頭に入れておけば、ハード面・ソフト面ともに他のエアラインから見劣りすることはありません。ぜひ、次回はほどほどに快適なネパール航空直行便でネパールへお出かけください!