巨大なタンカと殺到する人々(2012年)
「チベット最大規模」とも言われるラサのショトゥン祭は毎年8月から9月にかけて、ラサの三大僧院のひとつデプン寺とセラ寺、そして「ダライ・ラマの夏の離宮」ノルブリンカを中心に行われます。中でもデプン寺では、巨大なタンカ(仏画)のご開帳があり、夥しい数の巡礼者と観光客が訪れます。
2012年にお祭りを見学したツアーでは、あまりに多くの巡礼者と観光客が訪れたため境内が大混乱になり、添乗員ですら恐怖を感じるほどでした。そのため、ここ3年ほどデプン寺でのお祭見学を控えていたのですが、現地側から色々と改善が進んだので、ツアーを再開しようという話が出てきました。
綺麗になった境内の巡礼路
小さな谷には橋もかかりました
まず、土がむき出しで朝露に濡れると滑って危険だった巡礼路がこれまで以上に舗装され、小さな谷間には橋もかけられるなど、インフラ面での改善がありました。
さらに、皆がタンカの開帳を一目見ようと殺到し、大混乱に陥ったことを受けて入場制限が厳しくなったため、早朝の暗いうちに出掛けても結局ご開帳の時間には間に合わず、すでに掲げられたタンカを見ることになります。そこで、朝の出発時間をこれまでの夜明け前ではなく、朝食を食べてからに変更することにしました。通常タンカは午前中の間は掲げられているので、朝一番でなくとも、ちゃんと見ることが出来るし、巡礼者も大勢いてお祭りの雰囲気は十分に味わうことができるでしょう。
2012年の入場の風景 まさにカオス!
ということで、安全面に配慮されて改善された、この夏のショトゥン祭に是非お出かけください。
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添乗報告記●チベット最大のお祭ショトゥンと夏のラサ(2012年8月)
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