つむじかぜ582号


添乗員同行&催行決定!
アラスカの森でアウトドアしませんか!? 号


特集1大人気ユーコン 添乗員同行&催行決定!


7/8(金)発 チルクートトレイル・バックパッキング・トリップ10日間


大自然のアラスカとカナダ北部にまたがる「古の道」を縦走してみませんか?

健脚の方であれば3泊4日で行けるルートを、4泊5日のゆったり行程にしています。標高も低いので、普段運動されている方、山歩きを趣味にされている方でしたら、問題なく完歩することができることでしょう!

今週末が募集締め切りです。お急ぎください!

→ チルクートトレイルの詳細情報はこちら!


ユーコン 7/8発


特集2風の女子企画 新ツアー発表!


【8名様限定・現地発着】 アクティブ チェジュ島 (済州島) 3日間


観光ではなくアクティビティ(遊び)を楽しむ旅がしたい!というちょっぴり(?)アクティブな女子旅をつくりました。風の乗馬やトレッキング、自転車ツアーが気になっているけど、自分でも参加できるだろうかと不安に思ってる方にこそぜひご参加いただきたい・・・!

美しい景色と美味しい食事、楽しいことをぎゅっと詰め込んだ3日間の旅。わずか2時間半で行ける海外の島へ、遊びに出かけてみませんか?

→ チェジュ島視察の様子はこちら!


風の女子企画


特集3【レビュー】映画『ラサヘの歩き方 祈りの2400km』


基本ストーリーは「チベットの田舎に暮らしている村人たちが、聖地ラサと聖山カイラスに巡礼に向かう」ただ、それだけ。

映画は主義主張もなく、ひたすら「巡礼」という彼らの日常の風景を映し出します。しかし、そこにはチベットの精神文化への強い敬意が感じられ、むしろ逆説的に「政治的だ」とすら感じられるほどなのです。

公開記念にチベット映画上映会も開催されます。

→ 詳しい映画レビューはこちら!


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特選!風カルチャークラブ情報


雨の雫に潤うアジサイや、霧に霞む幽玄な森の雰囲気など、たとえ雨が降ろうとも、だからこそ見られる美しさがありますよね? 雨だからと敬遠せずに、でかけましょう野外へ!


6/11(土)発

里山を歩こう -名木と花(山野草)と史跡を訪ねて-

田園調布の公園に古墳とアジサイを訪ねる


6/18(土)発

田部井淳子さんと歩く 

新緑の最上・藤九郎沢の千年カツラとまぼろしの滝群を歩く


6/25(土)

初夏の里山で昆虫観察 in 秦野




今週の更新情報 旅心くすぐる情報満載


【イベント報告記】

夏~秋 深緑のチベット&ブータンでの
楽しみ方・体験できること

毎回好評!今回はチベット料理に舌鼓を打ちながらの説明会です!

【ボールが世界を丸くする】

出張先マラケシュ(モロッコ)で草サッカー!

企画者の熱意が伝わってきます…。

【風の鳥日和】

【開講記】鳥好き憧れのアイツも登場!
高尾 多摩森林科学園

「つきひほし、ほいほいほい」


お待ちかね!風のイベント情報


東京・風のイベント


行くなら今がチャンス! 夏&秋のブータンツアー説明会

2016年夏の日本人向けキャンペーンのご紹介。夏から秋のブータンの楽しみ方とブータン旅行の基本情報などをお話します。

  • 日 時:6/11(土)11:00~12:30
  • 会 場:風の旅行社 東京本社(東京・中野)
  • 参加費:無料


関西・風のイベント


大阪開催・モンゴル説明会

大阪支店の夏のモンゴル説明会。各回テーマを決めて、モンゴルの魅力をお伝えします。

  • ▼6/11(土)13:00~14:00

    「乗馬だけじゃない!風のモンゴルの魅力」

  • ▼6/23(木)18:00~19:00

    「未経験者から経験者まで 安全で楽しい風の乗馬ツアー」

    • 会 場:ハービスPLAZA3階 風の旅行社大阪支店
    • 参加費:無料


    モロッコ料理とお話の会 2016

    モロッコ料理を楽しみながら、現地での楽しみ方や情報をご紹介します!

  • 日 時:7/28(木)18:45~21:00
  • 会 場:モロッコ・トルコのスパイス料理 Eeek-a souk イーカスーク(大阪・福島区)
  • 定 員:10名(先着順、事前予約制)
  • 参加費:3,240円(食事代、税込)

  • 外部イベント


    ナショナル ジオグラフィック展
    ―写真で伝える地球の素顔―

    膨大なコレクションの中から、冒険・探検の記録、大自然の驚異、異国の多様な暮らしなどのテーマに分けて構成。誌面を飾った数少ない日本人写真家である岩合光昭、野町和嘉の作品も交え紹介。

    • 日 時:開催中~7/3(日)
    • 会 場:あーすぷらざ(横浜市栄区)
    • 料 金:大人400円(常設展示室観覧料と共通)



    『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』公開記念
    チベット映画上映会

    『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』の公開記念として、チベット映画上映会を開催。現代チベット映画を代表する監督ペマ・ツェテンとソンタルジャの貴重な作品を日本語字幕付きで上映する。

    • 日 時

      7/7(木) 18:45開映

      『静かなるマニ石』 監督・脚本:ペマ・ツェテン 2006年|102分

      7/14(木) 18:45開映

      『陽に灼けた道』 監督・脚本・製作:ソンタルジャ 2011年|89分 

    • 会 場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ(東京・飯田橋)



    風の向くまま・気の向くまま ―第四百六話―

     

    代表取締役 原 優二

    ●乙川優三郎『生きる』


    乙川優三郎の直木賞受賞作『生きる』を読んだ。百ページ足らずの短編だが、ずしりと心の芯まで響く物語だ。時代設定は江戸時代の初期。50代に入った主人公・又右衛門の父は関が原を戦っている。

    又右衛門は、長らく患ってきた主君の病状が益々芳しくないと聞き、いざというときには追腹を、と考え始めていた矢先、小野寺というこれまた50代の忠臣と二人、家老に呼び出され内々に追腹を禁じられた上に、誓紙まで差し出すことになってしまう。

    そもそも、追腹という風習は、本来、戦場で主君の死を追っての殉死という慣わしだったはずが、平時になって主君の病死にも広がった陋習である。実際、江戸初期に盛行し、第4代将軍家綱は、文治政治への転換を進め殉死禁止令を出している。

    この小説の中では、家老がこの陋習を止めたいと考え、主君病死の後、追腹の禁止令を出し有能な家臣たちを残そうと考えた。もちろん、それが家臣の忠義の心に反することは承知の上である。家老は、又右衛門と小野寺を、禁令に従わない家臣たちを堰き止める杭にしようと考えた。

    ところが、禁を破った者は逆賊とし遺族をも厳罰に処す、としたにも関わらず、この二人を尻目に、追腹が続き、止めることはできなかった。その上、又右衛門の娘婿も「武士として喜び多き良き生涯だった」と言い残して腹を切ってしまった。

    又右衛門は、娘から夫の追腹を止めるように頼まれていたが果たせず、結局、娘から義絶されてしまう。更には、そろそろ元服をと考えていた一人息子にも、主君の一回忌に、醜態をさらし続ける又右衛門への義憤から切腹をされ、絶望の淵に立たされる。それを苦にしたのか、追腹を止めたことを喜んでいた唯一の縁(よすが)だった妻も、呼応するように長患いから回復することなく先立ってしう。

    又右衛門は、君主の病死以来、家中のあらゆる白眼に耐えてきた。しかし、家族の度重なる災厄に心折れ、武士としての信念も失い、ついには体に変調をきたし城に出仕しなくなる。どうせ恥辱にまみれて死ぬなら最期に家老への恨みを手紙にしたためようと考えた。

    又右衛門は、つらつら恨み言を並べてみた。しかし、どれも己で対処できたはずだと思い直す。白眼は誓紙を出したときに覚悟したはずだ。娘婿と一人息子の追腹も自分が適切に対処すれば止められたはずだ。翌日から又右衛門は、克己し、背筋を伸ばして出仕し始める。

    クライマックスはじわっと啼ける。自分の信念をそこそこに通し、人から尊敬されずとも疎まれずに生きることは、平時ならそれほど難しくない。ただ、平穏なまま人生は終わらない。人は、逆境にあってこそ真価が問われ、そこから這い上がる強固な意志が必要である。「自分に厳しく!」が又右衛門が立ち直っていく鍵になった。〇〇知事にこの物語を読ませたいものである。


    ≫「風の向くまま・気の向くまま」バックナンバー


    お茶の間 旅空間 〜今週の気になるTV番組〜


    ▼6月9日(木) 21時48分~21時54分 テレビ東京1

    『Beeワールド』

    熱帯の島国スリランカ古代から変わらず、斧を担ぎ、羽音に耳を澄ませ、次々に巣を見つけ出す伝統的なハニーハントを紹介。


    ▼6月12日(日) 15時30分~17時30分 NHKBSプレミアム 

    再放送 『ザ・プレミアム』「鈴木亮平“世界ミステリー遺産”に挑む!~カリブ海縦断~」

    コロンビアの平地に突如現れる聖なる巨岩。マヤ文明最後の都市と言われるベリーズの巨大神殿。さらにメキシコでは湖に浮かぶ謎の水上都市・・・。神秘の世界に「世界遺産検定1級」を持つ鈴木亮平がいざないます。


    ▼6月12日(日)27時40分~28時09分 NHK総合1・東京

    再放送 『大空撮!ヒマラヤ山脈「世界最高峰エベレスト」』

    山岳用の特別な小型機を使って8,000m峰が連なるヒマラヤ山脈を上空から撮影した。ネパール東部のルクラ空港を飛び立ち、8,848mのエベレストまで向かう。



    【今週の気になる動画】

    特集3でもご紹介した『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』の予告編です。フィクションでありながら、ドキュメンタリーでもあるという不思議な映画の内容を垣間見ることができます。公開が楽しみです!



    編集後記


    大好評シリーズ 動物ふれあいウォッチング

    先月末から先週にかけてモンゴルに出張に行っていました。

    野生のロバ「ホラン」野生のロバ「ホラン」
    野生のロバ「ホラン」野生のロバ「ホラン」


    毎年恒例の日本語ガイドの研修に加えて、南ゴビにツアー企画のための視察をしてきたのですが、南ゴビの大草原を車で移動している時に、野生のロバ「ホラン」に出会いました。厳しい自然環境に耐えられる逞しい動物です。

     

     

    このロバにまつわる“ことわざ”がモンゴルにあります。

    「ロバの耳に水を注いでも、金を注いでも同じ」

    日本の馬の耳に念仏と同じ意味ですが、モンゴルだとロバになっちゃうのが面白いですね。

    (やまだ)


    ※次号583号は2016年6月16日頃の配信予定です。

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    ■つむじかぜ582号(風の旅行社ウェブマガジン)

    発行日 :毎週1回発行

    発行 :(株)風の旅行社 

    送信日 :2016年6月9日

    送信元 :(株)風の旅行社

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